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オタク、ホストクラブへ行く。

間違ってないがオタク要素はあまりないしホストクラブに行った話よりも彼氏とのんびりデートした時の日記要素の方が強いです。ご勘弁を。

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さて、前回の続きです。今回は写真多めです。

前回はこちらhttps://note.com/stardustbox/n/n610a15af6a90

一言でいえばオタクでメンヘラなのでホストクラブに来ました。

人間の内面、特に恋愛面で失望し、ルッキズムに支配された私、前回散々地雷だと分かっておきながらその地雷原に敢えて突っ込むという選択肢を取ることにした。だって死にかけたのだから正直失うものがもうあんまり何もない。友人からはお前はホストクラブにだけは行くんじゃないと言われていたけれど。初回なら安いし私はどんな接客されても私だけが特別ではない以上キャストに恋心を抱ける気がしなかったので、それならば見てて幸せになれるレベルのイケメンを探しに行こう、と相変わらず初回行っては作画の良い人間を探したりしていた。大阪とか東京とか、そこそこ行ったけど私は行って面白いと思った事がないし好みにも出会えてない。

そんなこんなで何回目かの初回、初めて直接営業をかけられて来店というようなことをした。いつも友達とノリでその辺にいくとか、Twitterで探すとかしかしてこなかったので。

私は生まれた時からオタクだけど、どちらかと言えば根はパリピに近く、陽キャの遊びが好きな為、相方からはパリピと呼ばれている。なので、初めてホスクラに行った時も友達が一緒だったのもあって、特に緊張はしなかった。距離近いのが苦手なので、ガンガン距離詰めてくる男は嫌いだとは思った。こりゃ向いてないな。

私は元彼に機材とかそれなりに貢いでいたのだけど(今思えばクソバカ)それに使うお金がなくなったので、繊維でもよければ担当を作る事に抵抗はなかった。ただ今回は地方なので通う事はないなって感じだったけど。鬱病ニートで毎日暇してたので一泊して観光して帰ろうと思ってた。

そんなこんなで痛Tのままお姫様としてご来店です。どこの世界に美少女のフルグラT着たままホストクラブ行く女がいるんですかって、まあここに居るんだけど。

店内は少し暗くて、ガンガンにクラブミュージックがかかってて、どこのホスクラも大体そんな感じ。

推しと一緒に入店し、席に置いていかれる。正直1人だと少し心細いなって思った。ぼったくりだったらどうしよう、とか。笑。

そのままボーイさんがおしぼりを持ってくる。あったかいなーと思いながら心の中はいつものように友達がいない事で少し緊張していたように思う。私は思いっきり初回無料で飲むつもりだったけど、推しと同伴してきたせいで指名かと思われ指名でいいですか?と、、

指名するとそれなりにお金がかかる。ふざくんなお金ないぞ。と、そこは強い意志で、

え?いや初回お金いらないって聞いたから来たんですけど?????

と確固たる意思表示。

折角なので指名されてみては…と言われたけどない袖は振れないんだ。

かしこまりました、と、そのまま下がるボーイ。暫く待ってると3人ぐらいホストが来た。うち1人は推しだった。

最初に謝られた、システムうまく伝わってなくてごめんと。確かに一瞬、は?初回無料って釣ってお金取るのマジかwwwとか焦ったけどそこは大人ワイ、冷静に対処できてよかったと思う。そんなこんなで推しが隣で前2人が別のキャストさん。

とりあえずオタクであることは見るからにバレてますので、これまたオタクであることを売りにしてるのかわからんけど、売りにしてる推しと話す事を勧められる、正直毎日話してる事と変わりなくて、ただ対話として面と向かって喋るのはほぼ初めて。隣に座ったからと言って彼はパーソナルスペースに立ち入る事もなく、和やかに今日のイベントの話などをしていた。

今日は他の人は釣れなかったのかという話をすれば、15人ほど声をかけたけどダメだったと。まあそりゃそうだ、オタクとホスクラは相性が悪いと思うぞ、と。なんなら都会なら晒されかねないから気をつけた方がいいとも思ったが、そんなのに釣られて来店してしまう馬鹿な女もここにはいるんだな。数打てば当たるんだよ偉いなお前。

15分ぐらいでメンバー総入れ替え。推しともさよなら。カロリは比較的嫌いじゃない。オタクの話が通じる人が半分ぐらいいてよかった。それを4回ぐらい繰り返したのかな。初回終了で、私は本当にお金を持ってきていなかったので延長せずに帰った。キャストさんはみんな割と面白い人で、イケメンって感じの人はいないけどそれでも人を精一杯楽しませようとしてくれてて面白い人が多く好感が持てた。すまんな、繊維にもなれないのに。LINEとか交換めんどくさいから遠方から来てて明日には帰るという事を強調しながら喋った。送りは当然ながら推しを指名した。だって他の人に興味ないので…

面白いけど、みんなそこそこ可愛い顔してるとも思うけど、何故だか興味は持てない。推しは終始よくわからないテンションだった。高くも低くもなく、平坦っていうのかな…よくわからない。そんな中で推しは初めて興味を持った人間だった。気になる、程度だけど。

もっと積極的に営業かけられるものだと思っていたので拍子抜けした。推しからはLINEとか面倒だったらブロックしていいからって三回ぐらい言われた。

かくして本当にゼロ円で飲んだ私、一人で宿に帰ることにした。推しからは来てくれてありがとうというような、テンプレのようなLINEがきていた。

楽しくはあったから、まあいつか機会があれば指名してもいいかな、機会があればな。と思いはした。

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閑話休題。

推しと初めてあった某イベントの日。

私はなんとなく撮影しながら大学生ぐらいかな?と思って撮影していた。絶対若いわこの人、と。

私はもう20代も終わりかけのアラサーなので、頑張っている若い人たちを見ると応援したくなってしまう。それは、よくスカウトやキャッチで思う。どれだけ冷たくあしらっても根気良く丁寧に接してくれる人たちにはノルマ貢献と言って数の貢献をしてあげることがある。若いのに偉いねぇ、と、おばあちゃんみたいな事を言いながら。

だから推しが営業かけてきたときは、ほーん。仕事熱心で偉いじゃん。そういうの嫌いじゃないよ。って思いが強かった。実際推しは20歳だったのだから私の予想はほぼ当たりということになるのだが。

そのせいであとで要らない悩みが増えたりもするのだが、それもスパイスという事で追々話していく。

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さて、宿に戻った私。明日は船で離島に行こう。そしてにゃんにゃんもふもふしてから帰ろう。そう思ったので早めに寝ることにした。

推しからはお礼のLINEがきていたので、私も楽しかったというようなテンプレを返した。まあ今までいったホストクラブの中では一番楽しかったよ実際。都会のガンガン営業かけるスタイルは疲れるから。

そうすると、推しから、「明日休みなんです。もし暇なら遊びませんか?」というLINEが来ていた。因みに私たちはこう見えて付き合うまで一生敬語で喋っていたしお互いのことは◯◯さん、と呼んでいた、奥ゆかしい人間なのである。

考えた。超考えた。

いや、答えは勿論OKなのだが、意図が読めなさ過ぎる。営業にしたってこんな繊維にもならなさそうな地方の女をいきなり店外デートに誘うのだろうか。それがこの人のやり方なのか…?わからない、全然わからないぞ…ホストなんてあれやこれや理由をつけて女に金を使わす為に生きてる生き物だって知ってるんだからな。地方だってそれは変わらないはず。

正直私にとっても暇つぶしでしかないからお金がかからないなら何でもいいのだが。例え相手がゴミクズでも別に付き合う訳じゃなしな。

意図が読めないけど断るメリットもないので明日は猫島に行くけどいいか?という話をする。すると、猫は大好きだから是非行きたいという返答。よし、決まりだ。明日は猫島に行こう。

かくして、次の日のお昼に港に集合となった。

朝から土砂降りでどうしようかと思ったが、お昼前には止んでくれてよかったと思う。

待っている間色んなことを考えた。

こうやって少しずつ心を開かせてお金を絞り取るのだろうか、とか、実は私は盛大に遊ばれており約束するだけさせて一人待ちぼうけをくらうのではないか、とか、騙されてるんだろうか、とか本当理由がわかんなさすぎて少し混乱していた。でも私からすれば自分が見てるだけで幸せになれそうな対象とデートをすることは正直お金を払ってもいいレベルのイベントだった。絶対払わんけどな。

そして時間、来なかったらどうしようとか思ってたけどそんなものは杞憂で推しはちゃんと時間通りに来た。カジュアルめな服装だった。

お昼に集合したはいいものの、現地にご飯屋さんがなさそうなので先に昼飯を食べることに。その土地の美味しいお店に連れて行ってもらった。美味しかったし、こんなところを紹介してくれるなんていい人だなって思った。

ご飯を食べて次の船まで1時間というとき、商店街を歩いていて、推しが「タピオカ飲みませんか?」と。私は飲みましょう、と言った。

自分で買う気満々だったのだが、「奢りますよ!今日付き合ってもらうので!」と、買ってくれた。

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8歳も下の男に奢られるイベントが発生するとは思っていなかった。意図が読めなさ過ぎてしんどい。

でもタピオカはうまいし景色もいい。海辺で飲んでたら推しのタピオカは三回吹っ飛ばされていた。今思えば向こうも緊張していたのだろうか。

かくして猫島へ向かう我ら。

1時間ほど船に乗る、その間また他愛もない話をする。昨日のお礼は何度も言ってくれる。どちゃくそ丁寧な人だなって思った。何で誘ってくれたのかとか聞いたけど、丁度明日お休みで暇だったからと言っていた。ということは完全プライベートか。余程暇なのか、私みたいな繊維になるかならんかわからん女よりもっと太い客に時間使えばいいのに、とか思ってた。正直最初は嬉しいというよりは警戒と緊張の方が強かった。

猫島につく。平日ということもあって、全然人がいなかった。一周1時間程度の小さな島だ。

街全体にアート性のあるオブジェがたくさんある。猫と芸術の島、といったところ。

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なんというか(笑)どこかで見たことあるようなないような中国のド◯えもんを彷彿させるビジュアル。

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特に何かをするわけではないし、散歩をしに来たようなもの。

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細い路地を歩いて、登って、写真を撮ったり、猫は至るところにいたし人馴れしていたから、見たり撫でたり写真を撮ったりした。隣を歩いているけどなんだか直視できない。好みの人間とデートするとこうなるのか、私はまた一つ賢くなった。

2時間程度で迎の船が来る為、最後1時間は港で推しが買ってくれた缶コーヒーを飲んでいた。すると、猫が膝の上に乗ってきて寝始めてしまった。何だお前ら野良猫だろう。

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でもすごく可愛いので、このファンサービスに甘んじる事にした。推しも飽きもせず猫を撫でているし顔が溶けていたので本当に猫好きなんだなぁって思った。動物好きな人に悪い人はいないと言いたいところだけど元彼も動物は好きだった。

船が出る時間になり、猫を起こして膝から下ろすと、推しの上に乗っていた猫は寂しがってすごく鳴いていた。

それを見た推しが猫を撫でながら猫に話しかけていたのだけど、それがすごく優しい声色で、あ、この人いい人だなって思ったんだ。(2回目)

帰りに写真を現像して渡す。Air Dropって便利だよね。

すごく楽しかったーまた来たいなーって二人で話していた。一体今日のイベントは何だったのだろう、はっ、もしかしてこのあとワンチャン狙うのか!?狙うのかー!?などやはり不安は尽きない。

そして港に着く。私の帰りの船が19時に出る為そのまま帰らないといけない時刻だった。

近くまで送りますよ、と、言ってくれ、やはり直視出来ないのだが、タクシー乗り場まで送ってもらうことにした。

道中、自転車が来た時に危ない!って肩を抱き寄せられたりして、うわーーーーこういうのなんか少女漫画でみーたーよーーーーうわーーーーーとか思いながら平静を装っていた。そりゃ相手はホストなのだから女の子が喜ぶ所作ぐらいナチュラルに出来ちゃうよなー。って思ったりしてた。

時刻は6時、普通に今日はありがとうございました!気をつけて!って言われて解散した。

あれ??????

私は拍子抜けした。

いやだって向こうに何のメリットがあるんだこれ。

普通に健全に遊んで健全に終わったんだが???????

てっきり営業をかけられているのだと思ったものだから、それかワンチャンされるのだと思っていたから、こちらもそれなりの対応をしようと思っていたところ拍子抜けをくらった。

とりあえずこれが私が推しもとい彼氏に営業をかけられてホストクラブに行った日の話である。今にしてみれば向こうは好きな女の子を勇気を出してデートに誘っただけの話なのだが、私が全力で警戒してたってだけの話なのだけど、そりゃそうでしょー!

多分一生ネタにすると思う。

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次回、推し、我の地元に遊びに来る!をお送りします。 








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