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長崎 時空を超える旅2

五島列島 2日目
早起きしてビーチでご来光に挨拶

水平線に雲がかかっていたのだけれど 丁度丸く雲に穴が空いていて
お日様がピッタリそこにハマりました これはもうちょっと後の写真


昨日の晩御飯の残りをスープにして
ガリガリとコーヒー豆を弾き
前日に買ったパンで朝ごはんを食べて
日本で一番美しいと言われる高浜海水浴へ

どこまでも遠浅で穏やかな美しいビーチ 

オフシーズンなのか人っ子一人いません
海水浴の季節は多くの人で賑わっているらしいが
何故かいつもどこに行っても閑散期に当たります

透き通った海の穏やかな波に足をつけて
地球のエネルギーを充電

その後は映画悪人のロケ地で有名な
大瀬崎灯台へ

断崖絶壁の絶景
灯台にはお日様の光を遮るものがなく干されそうになる

灯台まで階段を延々と降っていく
帰りこれを上がるのかと思うと
ちょっとくじけそうになりつつ

ここから先はアクアマリン色の穏やかな
ビーチとは異なり荒々しい東シナ海

灯台を後にして汗だくになりながら
帰りの階段をエッサホラサと登る

書き忘れましたが前日 宿入りする前に
寄った辞本涯の碑の向こうも東シナ海が
広がっていました

空海が遣唐使として日本の最果てを去る時
日本の最果ての地よ さようならと
感慨に耽ったといいます

辞本涯の碑が建つ絶壁

ここから向こうは未知なる異国へと続く道

海を超えていくには船しか無かった時代
一旦旅に出れば2度と戻れない覚悟が必要で
それは魂の強い意志による出航です

灯台を後にして海岸線を戻る道すがら
鷹かトンビが車のすぐ前を飛んでゆき
ハワイでいう先祖からのサインかもと思う

どの教会にもルルドのマリア様が置かれています

五島列島は江戸時代 キリスタン禁制下にも
信仰を守った隠れキリスタンの島

激しい迫害と拷問に遭いながらも
キリストとマリア様を信仰し続けた人達の
熱い思いが残っています

この旅に出る少し前から なんとなく
マリア様の愛を感じていました

それはジャッジしない広く深い愛
誰もがその人なりに自分の人生を
表現しながら精一杯生きている

その在り方を誰かがとやかく言ったり
変えようとしたりする必要はありません
と言われている気がしていました

自分にとって苦手に感じる人も 自分には
出来ない苦手分野を担当し表現して
くれているのだから 有難い存在であり 
そのままにしておいていい

人を裁くなかれ 誰かを裁く事は
自分を裁くことになる よく言われる言葉
ですが 実際にはとても難しい

人の頭はすぐ正しいか間違っているかを
判断して 間違いと判定を下したものを
正そうと躍起になるものだから

そして過去を許し流すこと

アクアマリンのエネルギーは
忘却の至福を教えてくれる

過去の痛みや悲しみを忘れ流しても
大切な思いは決して忘れないから
大丈夫なのだと

そんな事をつらつらと感じた五島の旅でした

PS
島の野菜やお刺身は驚くほど新鮮で
関東や関西の半分以下の値段で変えて
羨ましい限りでした 
目の前に広がるアクアマリンの海といい
本当の贅沢とはこういうことよね

明日は長崎の四次元パーラーあんでるせんへ

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