星への手紙

あれから6年。

私は懲りずに今日も精神保健福祉士でありたいと、精神保健福祉士です、と思いながらふてぶてしく働いている。

6年前、どう思っていたのか知りたい。

私が臨床心理士になりたいことを知った時、どう思っていたのか。

そして私を勉強だといって閉鎖病棟の保護室にいることを教えてくれた真意を。

いなくなってしまってから4〜5ヶ月後に私は臨床心理士ではなく精神保健福祉士になることを決めた。

精神保健福祉士になった私と対峙していたらどうなっていましたか?

私は病院という場で何もなせずに逃げるように辞めてしまった。

約一年半後、私が担当した人は同じように亡くなったと聞いた。

私はそれを聞いて悲しくもなれず今も普通に生活している。

私は6年前、病院のスタッフがそうなることを激しく憎んだ。

都合よく思い出したり都合よく忘れたり
何て単純でいやなもの。

もうすぐあの日がやってくる。

変わらないことは一つ。

たくさん苦しみながら傷つきながら一緒に暮らしたかったです。

この結果より最悪なものはなにもない。

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