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アーカイブは導入段階から考えた方がいい

システム導入プロジェクト中は
大体、スケジュールが厳しいので、
中盤ぐらいからとにかく動かすことを優先してしまいます。

しかし、2,3年後になってくると、
パフォーマンスの悪化が目立つようになってきます。

例えば、稼働当初は1秒以内に
応答が返ってきていたしょりも
3秒以上かかるようになってきます。

こうなってくるとユーザからの不満の声も
徐々に大きくなってきます。

このパフォーマンス悪化の原因は
ほとんどがデータベースの検索性能が
落ちていることが多いです。

1年以上前のデータなど、
検索する必要がないのに、
データベース内に残っているので、
性能劣化を引き起こしてしまうのです。

そんな性能劣化を防ぐ方法が
アーカイブです。

例えば、1年以上前のデータは
データベース内に残すのではなく、
エクスポートしておき、
データベース上は削除しておきます。

そうすることでデータベースの全体用量は
少なくなるため、検索性能も向上します。

このようなアーカイブを
2,3年たったころに検討すると、
テーブル設計をした人がいなくなって、
当時の経緯を確認するところから
検討しないといけません。

また、応答時間が悪化しているときは
早く直せとのユーザからの圧力も
厳しいので、ゆっくり考える時間もありません。

導入プロジェクトが忙しくて、
アーカイブを検討する時間は
ないとは思いますが、
遅かれ早かれ検討する必要があるので、
早めに検討しておきましょう。

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