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感想詩「昨日壊れはじめた世界で」

香月夕花さんの「昨日壊れはじめた世界で」の読了ツィートから逆輸入しました。(2021年10月25日ツィート)大人になってから再会した幼馴染の翔子と大介は、小学生時代を思い出しあるマンションを訪れる。そこで知る真実とは。

崖から絶望が垣間見えて
少しこわくなるから
誰かの手を握って

ありふれた日常の中でも
世界はいつ壊れてもおかしくない
目の前にいる人を おいてけぼりにしないように
しっかりと手を握り 寄り添っていきたい
希望を見失わないように

https://twitter.com/akis_star/status/1452316201502212097?s=20&t=LKfLU_1PjSKCxWAV4SdkZA

これがまた私にとってはぞっとする話だったのです。ありふれた日常の中で、となりの誰かが取り残されてはいないだろうか、そんな不安を感じてしまうほどに。そんな体の震えを振り払うように紡いだ言葉がこの詩でした。

装画は草野碧さん

実はこの本の前には湊かなえさんの未来も読んでいたのですが、続けざまに割とネガティブな印象のストーリーでエネルギーをずいぶん消費しました。ホラーでもないのに…でもだからこそ誰かと手をつないで寄り添って過ごしたい、そんな風に思ったんだと思います。

JUJUさんの「奇跡を望むなら」を聴きながら


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