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ワクチンの賛否や接種をするかしないか
そんなことを言うつもりは全くない。

ただ、高2の息子の意見が変わってしまったこと
その理由が、コロナ禍2年が経ち「世間の流れに
抗えないと思ったから」だと言うから少し残念に思った。

我が家では、世間がワクチン接種を推進するようになって
接種するかしないかの判断を、高2と中2息子と話し合ってきた。
二男は、接種したいと言った。
長男は、接種には慎重ですぐに接種はしたくないと言った。
その理由は
①副反応がある薬を体に入れることの抵抗感
②感染者数が減ってきている中で感染予防を続ければ必要ないのではないか
③経口薬ができれば治療できるようになるのではないか
16歳の息子がこれほどはっきりと、接種について迷っている理由を考え
話してくれたことを親としては受け入れるしかできなかった。

特に副反応に関しては、夫が4年前にガンを患い抗がん剤の副作用で辛い思いをしてきているので、私たちにとっては接種に慎重というのは納得できる
意見だった。

突然の心変わり

ただ、今月に入り急に長男が「接種しようと思っている」と言ってきた。
あまりにも突然だったので「どうしてなの?」と聞いてみた。
すると、「ワクチンパスポートや接種証明が一般的になってくる報道が
出てきて、実際そうなった時に接種してないことで行動が制限されて自由がなくなるかもしれないから」
そしてもう一つ「延期になっていた修学旅行が年明けに実施される」とのこと。
まさか教育現場でワクチンの接種に関しての条件はないとは思うけれど
長男にとって、今の世の中の流れは脅威で、今後自分の選択が自分を苦しめるかもしれないと考えてしまったようだ。

そして親にできること

もしも長男がワクチン接種をしない選択をしていたら
行動制限しなくてもいいように、場合によってはPCR検査を受けさせて
行動させようと思っていた。
ところが、接種したいと言うので急遽ワクチン接種予約を開始した。
そこで驚いたのが「市の方針として12月中旬で集団接種の規模を
激減させる」ということだった。
次男の1回目の接種予約も何度電話しても繋がらず、繋がったと思えば
予約終了のアナウンスばかりだったというのに来年からは3回目
接種に向けて準備すると言うのだ。
それでも諦めずに何度も何度もリダイヤルしてようやく
2人分の予約ができた。

まだまだ続くコロナ禍だからこそ
親と子が話し合い、新聞やテレビ、ネットや友達との会話など
それぞれの世代で気になった話題を出し合ういい機会かも
しれない。

コロナから子供を守ることは簡単なことではない。
だけど今回の長男の意見を聞いて
「子供の意見を聞いて、その考えを尊重し守っていく」
そんな親の役目もあるのではないかと考えさせられた。



#子どもに教えられたこと

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