卵巣膿腫があった(文学フリマあかさたな雑記『ら』)
初回の「あ」はこちらから
もう7年も前のことになる。不正出血が続いて心配になった私は数年ぶりで婦人科を受診し、卵巣がとてつもなく腫れていることを知ったのだった。
卵巣と言うのは親指の第一関節までくらいのサイズが標準らしい。それが、5cmとか6cmとか、それって何倍なのよとパッと頭には浮かばないくらい大きくなってしまっていた。
ちょうど同じ時期、首の甲状腺という器官にも腫瘍があって切り取る手術を予約していた。立て続けに腫れものが見つかる自分の身体が怖くて、当時は泣いた。
えらいこっちゃとなんやかんやすったもんだして、おかげさまで今は健やかに過ごしているのだけれど、卵巣は年1回の定期観察を続けていて、引っ越して2時間くらいかかるようになってしまった病院に通っている。
もう主治医は異動でいなくなってしまったし、なんなら去年受診したとき担当してくれたお医者さんには診察を終えたその場で「私も異動が決まっていて来年はいないんですけど」って言われた。一期一会。いや、もののあはれ感じてる場合じゃなくて。
家から近くて通いやすい病院に変えたいのだけれど、そんな希望を伝えていいのか、伝えた後どうやって変えればよいのか、見当がつかなくて結局4年くらい言い出せずにモジモジしている。みんなどうしてるんだろう。
*****
当時のことをつづった本も今回の文学フリマで販売します。手術前の検査や入院してからのことなど、闘病の流れをゆるく知ることのできる一冊です。よかったら見に来てください。
文学フリマ東京38で、フォトエッセイやお看取り経験談を販売します!
ポスターはこちらです!
イベント詳細はこちら
当日はものすごい情報量でひとつひとつ見て回るのはかなり大変です。事前にwebカタログでチェックするのがオススメです。ID登録すると「気になる」ボタンを押してお買い物リストが作れます。
よろしくお願いします!
この記事が参加している募集
twitterの人に「ブログでやれ」って言われないようにアカウント作りました。違うブログで台湾旅行や入院や手術に関してお役立ち情報書いてます。よかったら見てください。 http://www.ribbons-and-laces-and-sweet-pretty-faces.site