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FF7の話 ~PS版とリメイクの女性キャラクター比較~

ごきげんよう!
本記事ではFINAL FANTASY Ⅶ(以下FF7)に登場する女性キャラクターについて、PS版とリメイクで超個人的主観による比較をしていきます。
※PS版とリメイク両方のネタバレを含みます。

1.仕草や行動から考察する

FF7二大ヒロインのティファとエアリス。
リメイクで最も差異が顕著に見られるのが、列車墓場で倉庫に入る際の行動です。

幽霊が倉庫の入り口に招き入れるようなメッセージを示し、それを見て少し驚くだけで「行ってみよ?」と好奇心すら覗かせるエアリスに対し、動揺と恐怖を滲ませて「これって…」とクラウドに視線を送るティファ。
いざ操作可能になって倉庫へ入ったらエアリスはスタスタと先へ向かい、ティファはクラウドの半歩後ろを離れることがないのは、本当に細かく作ってあると感心しました。

エアリスが幽霊にそれほど驚かないのは、古代種である故に既に亡くなっている人(厳密にはライフストリームへ帰る前の故人)の声を聞くことができる能力があり、一言で言えば慣れているとも考えられます。
実際、寂しがっている(怖がっている?)子どもの幽霊に優しく声をかけるシーンもありましたね。

恐怖とは、得体の知れないものに対して抱くことが多い感情です。
幽霊はどんなものであるのか理解のあるエアリスだから、彼らがそれほど怖くなかったのかもしれません。

その反面、ティファは普通の女の子(拳と蹴りは普通ではないですが…)なので、あの状況で怖くなってしまうのは自然な反応でしょう。
終始「クラウドに守ってもらいたい」というのがよく伝わってきます。
ピンチの時は助けに来てと約束してますからね!!

2.表情と言動から考察する

全編を通してティファは比較的穏やかな表情が多く、怒りを露わにするシーンは少ないです。
しばしば柔和に微笑むのが印象的でしたね。
「何にいたしましょう?」←「キツいの」を選ばなかった強者はどれほどいたのか

負の感情だとしても、どちらかというと腹立たしいよりは悲しい方向に感情がシフトしやすいようです。
特に14章の分岐イベントでティファだった場合は、自分の全てを失った要因の神羅に対して怒るのかと思えば、怒りもこもってはいるものの喪失感により嗚咽してクラウドに抱き着く、というなんともしおらしい彼女を見ることができます。
「もう最低!!」←貴重なお怒りのセリフ

PS版では「すいませんねえ」など、エアリスとはクラウドを巡って結構バチバチやっていたので、リメイクで割と仲がよさそうに振る舞う(内心どう思ってるかはさておき)ティファは違和感がありました。
エアリスもティファを思いやる様子が多々見受けられました。

そして同郷の幼なじみというのをダシにして、クラウドと隙あらばイチャついていました。
多分自分からイチャつきにいっているわけではないのでしょうけど、ティファにだけやたら優しいクラウドと、彼へ向けるティファの眼差しが、どうやってもカップルがイチャついているようにしか見えません!!
PS版の時はこんなに堂々としていた印象がないので、リメイクでそれほどべったりしてないエアリスとのコントラストが殊更際立ちます。

エアリスは「コミュ強陽キャお姉さん」という雰囲気を一層強めていました。
コミュ障クラウドくんとの時間を楽しいものにしようと、9章の陥没道路では共同作業ごとにハイタッチしようとしたり、口数が少ない彼に自分から何度も話しかけたりするなど、細やかな心配りをしています。
「早く慣れてね!(ウィンクばっちーん☆)」←最高でした…

ティファの性格が温和になったことも相まって、彼女とエアリスがクラウドを取り合う構図がそれほど明確に読み取れません。
もしかしたらエアリスは原作の時ほどクラウドへ想いを募らせていないのでは?とすら思えるほどです。

エアリスに黙って伍番街から抜けようとしたとき「これは奇遇ですなぁ」と待ち伏せするときの表情なんかは、いたずらっ子のようでとっても可愛らしいです。
PS版では、エアリスに限らずどのイベントでもセリフと仕草だけ、プレイヤーの視点は俯瞰の定点です。
彼女がどんな思いでこうして待ち伏せしていたのか、クラウドをどう思っているのか、そういったことがこのリメイクで改めて読み取れるシーンでしたね。

上記のシーンと一転して14章の分岐イベントは、意味深なことを言ったり、物憂げな表情を浮かべたり、エアリスというキャラクターに奥行きが見えた一幕でした。
今後のストーリー展開で彼女はどうなっていくんでしょうね…

3.まさかのジェシー台頭

完全にダークホースだったジェシーさん。
7の女性キャラクターには珍しい肉食系女子のポストを今回のリメイクで確立し、その活躍により彼女のファンが激増したこと必至です。
「なんつって(舌ペロ)」←かわいい

ティファは自分から強く出られない愛され系幼なじみ、
エアリスは明るいけどどこかミステリアスで掴めないお姉さん、
リメイクでの出演が叶わなかったユフィは生意気だけど憎めない守銭奴年下少女、
という布陣なので、今回の超積極的ストレートなジェシーが刺さる人は多いはず。

原作で語られなかったジェシーの過去や両親についても、追加シナリオでしっかりフューチャーされており、フィーラーもびっくりな好待遇。
ゴールドソーサーで女優をやっていた、という設定もリメイクで追加されたものなので、掘り下げっぷりがとてもNPCとは思えない。

ちなみにPS版の作中で明確にクラウドへキスしたのは、ゴールドソーサーでデートした時のユフィだけでした。
ユフィはそもそも隠しキャラであり、彼女とのデートを実現するためには様々な条件をゲームスタート時から達成し続ける必要があるため、見られることがないままの方が多いことも考慮すると、メインイベントで(バイクで上手に運転できたときのみではありますが)頬にキスするジェシーが、FF7においてどれだけ異色な女性キャラかはお分かりいただけるでしょう。
「うかつ~!」←かわいい

4.女性から反感を買いやすい?

TwitterやGoogleでFF7Rの女性キャラ名を検索窓に入力すると、予測で「嫌い」というのが候補に出ます。
異性である男性が彼女らを嫌うというのは考えにくいですし、おそらく女性から反感を買っているのではないでしょうか。

確かに上記三名の女性キャラは、アプローチは各々違えど一言で「あざとい」とも言えます。
主人公であるクラウドの視点から見て「想いを寄せられているのでは?」と思わせるのは、プレイヤーから愛着を持ってもらうためというのもあるでしょう。
しかしそのあざとさは、同性から見ると不快に映ることもあります。
現実世界でも起こる現象ですね。

クラウドはシリーズでも群を抜いて人気のキャラクターです。
ファンの母数が多ければ女性ファンの絶対数ももちろん多いので、そのクラウドに好意を持ち、しかも好意を表に出している女性キャラ達が良く思えないのは当然とも言えます。

ですが筆者が個人的に思うのは、7Rの時点で嫌いだと感じるのはまだ早いということです。
ゴールドソーサーでデートイベントもしておらず、クラウドの過去も明らかになっておらず、さらには古代種の神殿で占ってもらうエアリスや、決戦前夜のティファも見ていないのですから…
気になる方は動画とか調べてみてください。むしろPS版プレイして(迫真)

・総括

俺はみんな好き!!!!!!!!!!!!!!!!!
リメイク続編楽しみ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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