創世記1章24〜31節 御国を来らせたまえ①「あなたから広がる神の国」 2022.6.19 守谷キリスト教会礼拝説教

今回から、
「神の国」についてメッセージを取り次いでいきます。

「神の国」は、
聖書全体を貫くテーマです。

イエス様は、

「悔い改めなさい。神の国が近づいたから。(マルコ1:15)」

と宣言して公生涯を始められました。


そしてご自分の活動を通して
神の国がもう来ていること(マタイ12:27)、

私たちのただ中に神の国が来ていること(ルカ17:20-21)

を宣言されました。

この神の国とは一体どのようなことなのでしょうか?


「神の国」の直接的な意味は、
神の支配です。

「支配」という言葉に、
私たちは身構えるかもしれません。


聖書で最初に見られる神の支配が表されている場所は、
エデンの園です。

創世記のいくつかの描写から、

神の支配とは

圧政や搾取といったイメージではなく、

「管理して育てる」

というニュアンスであることがわかります。

世界を創造し支配者である神は、
その支配権を委ねる目的をもって、
人を創造しました。


アダムによる支配の仕方は、
エデンの園を耕し守ることでした。

「耕す」は仕えること、
そして「守る」は他者と関係を維持する
というニュアンスで使用される言葉です。


創世記1章では、
神が祝福されたものが2つあります。

生き物が増え広がることと、

人が地を支配することです。

この二つの祝福はぶつかり合わないのです。

だからエデンの園にあった支配とは、
神が被造物のうちに与えられた
「生み、増え、地に満ちる」力に
信頼しながら与える、
成長を助けるための影響力のことです。


私たちは誰にでも、
他者に影響を与える力が与えられています。

あなたもまた、
神の国を広げる支配者として造られたからです。

神の国の支配とは、

破綻している人間関係があるならば、

自分から赦しを求めることから広がっていく影響力のことです。

イエス様の恵みによってそうするならば、
神の国はあなたを通してすでに来ているのです。


だから私たちは、

やがて「新しい都エルサレム」として完成する神の国のことも、

今日も希望を持って待ち望むことができます。


神は、破れ口を立つ人を今日も探しておられます(エゼキエル22:30)。

【思い巡らしのために】
1. 「支配」という言葉から、どのようなイメージを抱きますか?

2. 私たちが歓迎し、広げていく神の「支配」とはどのような支配ですか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?