星野源「POP VIRUS」私的曲分析

星野源のアルバムを迷わず購入した理由が一曲目「POP VIRUS」のMVである。

どうした星野源。ヒップホップでもやるのかというような、格好と落書きだらけの車内。適度にリズムと合わせて照明が光るのがめちゃくちゃ格好よい。「Snow Men」のメロディーが彷彿され、ブレない。大きく180度変わった曲ではなく、納得するような。前回のアルバムからただいま。おかえり。の挨拶のような。スムーズに聞きやすい曲だと感じた。

注目したいポイントは、音楽という言葉を歌詞にうまく入れ込んだ曲だということ。私は歌詞はしっかり聞かないほうだが、「音の中で君を探している」「歌の中で君を探している」「刻む一拍の永遠を」魅力的なフレーズである。

こういった音楽をメインにした曲は一歩間違えると、音楽をやっている人が音楽について曲にしてしまうとクサい。ダサい。気がするのだ。イメージとしてどうしてもカッコイイや素敵な曲にはなりにくいのに、こうも良い方向にいった曲は貴重だと思う。

「POP VIRUS」間奏の手前の映像が途切れたか、みたいな音。シンバルの加工したバージョンみたいな音が、良き。たまに入る、割れた音、アナログ感と、デジタルの音が混ざり合って完成した一曲。星野源ので「でー」「てー」は独特でクセと音が良い。「POP VIRUS」始まりの一曲。

初回限定版のDVDの特典映像が撮り下ろしで、レコーディングスタジオでライブ。それに加え、ハマオカモト、宮野真守を迎えたドキュメンタリー。。。ウマい。 二度ならぬ三度も四度も美味しい。大満足なアルバムかと思う。

いつか写真と音楽で溢れて、ふらっと吸い込まれる個展ができるように。その他は現像代などに、あてたいと思います。ぜひ、よろしくお願いいたします。