シゴトノウケカタ
グラフィックデザイナーのスガサワです。ぼくの仕事の請け方としてたぶんユニークな部分であろう一例を紹介します。
デザイン費用の足りない分を
お金以外のモノで受け取る
「デザインって依頼するとお高いんでしょう?」
そんな話もしばしばあります。
デザイン制作に馴染みのない方からすれば、デザインそのものについての価値というのは一見分かりづらいということもあり、依頼しにくいのかもしれません。ディレクション費って何?みたいな感じで。
お金がないから新しいことを始めることができないなんてご意見を頂くこともしばしば...
そこでちょっと考えてみました。
『スキル(価値)を投資と考えてみる』
お金以外の部分で自分の持っている価値を理解していますか?
例えばぼくの場合持っているスキル(価値)がこんな感じ↓
・「できない」を「できる」に変える発想力
・めんどくさいの大嫌いから派生した理解力
・更に↑から派生した説明力
・抽象的なイメージの具現化
・初見でも溶け込むぬらりコミュニケーション能力
・モノゴトの裏側の想像力 ...etc
総じてデザイン能力みたいな。
これは人に言われたとか自分で当たり前のようにできる部分の自己申告でOKです。虚偽があるとかないとかはもうそれぞれの価値観というか品性の問題なので。
〇ロゴを通常10万円で請けている場合
ケース1
「今すぐ3万までなら...あとは紹介したりします!」
ケース2
「お店の割引券で...!」
ケース3
「毎期売上をレベニューシェアでどうですか...!?」
とか、あとは完全に信用で「売上立ったら...!」みたいな宝払い的な場合もあったりします。
なのでスキルを投資すると考えてぼくは仕事を請けたりします。
できない理由が「お金」じゃつまらんじゃないですか。
ただし「ただ安く済ませたい!」と考える方もいらっしゃるので、その場合はどこまで本気でやりたい事なのか?を聞くようにしてます。費用を下げたいと考えるのはなぜか?下げれた分をどう活用するのか?
始まったらおもしろそうだなーってことだとほぼ二つ返事なんですが←
それぞれの価値感がある
人にはそれぞれ持っている価値観があって、正しいだろうし間違っているモノだと思います。なので自分からは言い出しづらいということがあるかもしれません。
ですが、それを交渉の材料として提示してもらえるというのは、ぼくにとって「ハラを割って話す」ということなので、今後の信頼関係につながるんじゃないかなぁと思ったりするわけです。
『ぼくの作り出す価値は変えず、等価交換だと思える価値とトレードする』
そんな感じで持ちつ持たれつな関係を作っていけたら楽しそうだと思うわけです。ただ人を消費しないで、より価値の高いモノを築き上げるそんな世界になったらいいなぁ。
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