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公認心理師とTSGと教育の話

こんにちは!タノ🦒です。
元小学校の教師やイラストレーターに加えて、
公認心理師という肩書きが増えました(
パチパチ)
#心理の国家資格

といっても、資格をとったから、
今すぐ何かが起こることわけではありません。

半年〜1年の勉強が実を結んだことに安心しつつ、
今一度現在地を認識する必要があります。

と、いうことで今回のテーマは《現在地》です。

思考の整理が自分にとっては価値があります。
ですが、それだけだと深みがないので、今回の記事は、

「億単位の国の新しい政策をプレゼンする話」
「東京都のスタートアップコンテストの話」
「新作漫画制作の話」
「日本全体に影響する教育の話」
「国家資格を取った話」
「新会社を設立し、12年目の会社の運営にも関わる話」

の6つが出てきます。
・・・こう書くと何だかすごいです。
ちなみに全て自分が直接関わる話となります。

また、ここまで来るのに1年半。
「退職」「起業」「複業」「転職」をし、
「婚約」「転居」「入籍」「入院」などをしました。

以前「ライフイベントは混ぜるな!」と先輩に喝を入れられましたが、
ゴリっゴリに混ぜてしまったこの1年半でした。
そして、来年には結婚式もあります。

元小学校の教師で、
コネ0、肩書き0、仕事0、収入0からここまできました。

・・・よくここまで辿り着きました・・・。
特許庁に行ったり、文科省に行ったりしたことも懐かしいです。

ですが、慢心できるような状態ではなく、
目指すべき目標ははるか先にあります。

目標はいつでも、
①全ての教育者が楽しく働ける環境づくり
②子供の力が本当の意味で伸びる教育の実現
の2つです。

今回の記事で、
もう少しこの2つの解像度を上げる必要がある気がします。

今は目の前にやることがまだまだありますが、
自分が向かうべき道をずっと見据え続けたいと思います。

それでは、いきましょう。

1.「億単位の国の新しい政策をプレゼンする話」

(1)日本の教育をかえる最上位目標


まず、この話から。

最終目標は、上述した通りです。
以前記事に書きましたが、
日本の教育を変えるゴールは1つです。

「自律」です。
多様化の社会の中、自己決定をして生きていける。
「自分らしく」と言う言葉でも良いですが、これがブレることはないかと思います。
これを「最上位目標」と呼びます。一番分かりやすい表現です。

ですが、ルートがたくさんあります。

ルート=手段 とも言えますが、
公立・私立でも、通信でも、塾でも、オルタナティブでも、
イエナプランでも、モンテッソーリでも、
ドルトンプランでも、バカロレアでも、
ルートはどこを通ってもいいかと思います。

また、そのルートの開拓者が
「家庭」「学校」「民間」「NPO」「国」「行政」「大学」
など、どこが主体であってもいいです。

また、「ノウハウ」「メソッド」「理念」「制度」「対話」など、
進むための方法もたくさんあります。

大切なのは2点だけで、
「最上位目標に沿っているかを常に問う」
「最上位目標に向かっているなら他のルートを否定しない」です。

逆に言えば、強い言葉になりますが、
「最上位目標に向かっていないルートは、壊して作り替えていい」
ということになります。


みんなで「最上位目標」に向かうことが大切です。


(2)国の制度を作る

前置きが長くなりましたが、
ルートの中で難しく、なおかつ重要な土台になるのは、
「国の制度を作る・改善する」だと思います。

これは思うところがありますが、
制度を作ったり、話し合ったりする「〇〇会」というのは、
調べると結構あります。

で、どのような議論になるかというと、
「こんな風に私は思う」「経験から言うとこうだ」
と主張する声が強くて、
その意見を強調するためにデータが使わることが多い印象です。

でも、データの出典先が明示されていないことが多い。

逆にデータを明示する人は、学者肌の方が多く、
なぜかその意見は通りづらいです。

先ほどの、「私の体験はこうだ!だからこうだ!」の声が大きくて、
司会がうまく誘導しないとかき消されてしまうんですよね、、、。

そうした結果、議論が振り出しに戻ったり、迷走したりして、
結果として、非常に分かりづらくて偏った主張や、
全体的に歪な結果が残ってしまう。

そうしてビルド&ビルドが繰り返されたのが特に教育で見られます。


そんな中、私は、教育立国推進協議会で書記を担っています。
会議の記録をとり、資料をまとめ、作成し、伝える仕事です。

↓以下の55分位にタノが出現します。

仕事と言っても、報酬は0円。
どころか、半年行って費やした時間は数十時間になります。

国のサイトや参考文献、実践の調査、書籍、
行政への取材、実績のある人へのインタビューなどを行ってきました。

動画も何度も見返しています。
分科会に臨む際には、必ずデータと提案資料を携えて参加しました。


そこまでしていた方がどれ位いらっしゃったかは分かりませんが、
他の分科会の書記の方から聞くと、
資料や記録は特になく話が進んだケースもあったそうです。

そうして、上記の第11回総会で提案された提言を中心に、
106の政策提案が行われ、最終6個まで絞られました。

その内、私の所属した第二分科会からは2つ通りました。
その内の1つが、私の担当した「地方創生教育事業交付金」。
YouTubeリンクの概要欄から、資料が見られるかもしれません。

この交付金は、新しい「教育事業」のための枠組みです。
額は正式決定はしていませんが、数百億にのぼる見込みです。

ですが、数値的な効果の検証・公表・追跡調査を行い、
決してブラックボックス化しない制度にしたいと思っています。

これを10月末にプレゼンをする予定です。
衆議院会館で行う予定となっています。

ここまで来れたのは、
分科会メンバーが示す実践とデータや話、
それを書記として任せてくれた幹事の方、
絶妙な司会で会を引っ張った幹事2名のおかげです。

また役員会議という上部機関があったことも大きいです。

それがあったからこそ、「記録」の力でまとめることができました。
20名のオンライン会議ですから、最初は大きく荒れました。
ですが、少しずつ方針が定まって、提言まで進めることができました。

(3)制度を作るということ

最後に。
プレゼンすることは、一つの実績になります。
ただ、それ以上に「書記」の必要性を実感しました。

大事な会議に書記がいれば、、、。
組織改革や会議で「書記」を普及させること。
もしくは自分が入ることは、
会の内容をまとめ積み重ねることができるため、
日本の教育にプラスになりそうです。

AbemaTVとかに出た方が良いでしょうか・・・。

2.「東京都のスタートアップコンテストの話」


TOKYO STARTUP GATEWAY2022の1次審査に進んでいます。

東京都主催のスタートアップコンテストです。

ここに「グラログで見える化をスタンダードに」で、
約1100人から約300人に絞られた中に入りました。

次は2次審査で、今は2次審査の選考中です。
果たして進めるか分かりませんが、どうなるか。

一次審査後の壁打ち会

日本中に、書記の技術や、記録術を届けるために、
事業化をがんばります。


3.「新作漫画制作の話」

上記にも大きく絡みますが、漫画を書いています。
Facebookで日々アップ中です。


現在50ページまできた

「一番良い届け方はなにか・・・漫画だ!」
という理屈で進めています。

最初は「講座」を中心にしていました。
ですが、圧倒的に「時間」が足りませんでした。

フルタイムで働きながら、これは不可能だと思い、
「コンテンツ」に一度舵を切ることにしました。

「講座ができない」という時間が多いですが、
「まず漫画を作って体系化する」を最初に持ってきました。

おそらく、自分のグラログの最終形態は、

「全11回の講座を有料で行う」か
「もしくは全3回程度のコンサルを行う」
になると思います。

そうしないと、自分の技術を伝えることはできない。
でも、伝えるためには体系化が必要。

だから、「漫画」が初めにある。
次に、「講座動画」を作って届けられる仕組みを作る。
そして、「ワークブック」を作って講座動画と一体化。

それで、基礎の習得ができるように土台を作ります。

その上で、「講座」を持ってくる。

そうすれば、「無料で十分」の人も満足して、
「有料でも学びたい」人も満足できる仕組みになります。

ただ、時間とお金がかかります。
これをどれくらいの時間で実現できるのか・・・。

 今年:漫画完成
 来年:講座動画制作
来年度:講座の実施
の流れかと思いますが、それまでグラログが持つかどうか・・・。

頑張って戦略を練っていきます。

4.「日本全体に影響する教育の話」

これは、2つの話が出てきます。

(1)先生の幸せ研究所

日本全国の学校・行政に関わり、
「学校を外部と内部の両方から変える」という会社です。

文部科学省・経済産業省の実践事業としても取り上げられました。

8月にここの参加者兼スタッフとして参加させていただきました。

今年から私の働いていた川崎市にも
働き方改革の事業者として入りました。

「学校の働き方改革」という点では、
日本で一番、実践的で、実践数もある組織だと思います。

この研究所の活動に、何らかの形で関わることが、
私の目標達成につながると考えています。

一方で、今抱えている活動や仕事が多すぎるため、
全体の配分を考える必要があります。


(2)大人が描くミライ地図

書記として、スタッフ側で参加しています。
90分のイベントを記録し、最後に2分くらいで発表します。

グラログの真価が問われるパフォーマンスにもなり、
参加者全員がその時間を振り返ることができます。

このイベントは、基本的には、
主催の山本崇雄さん(二刀流の教員)とゲストの対談で、
司会者、テレビ局ディレクター、教員、タノがスタッフです。

ゲストには今まで、
工藤勇一先生、植松努さん、苫野一徳さん、木村泰子さん、
が来てくださいました。

現場の先生、開発者、大学教授という別々の方向から、
教育について話していきますが、
4人とも共通していることがありました。

「本質」を見て、問い直すこと。
「誰一人取り残さない」「自分で選べる」ということ。

それには、全てを丸ごとデザインしなおす必要もあります。
でも、少しずつ確実に教育が変わっていることを感じます。

対談は今後10回ほどを予定しています。

そして、最終的には、何かの形になるかと思います。

「実践者が共通して感じているビジョン」が、
メソッドと一緒に日本中に広まったら、
みんなが勇気をもって進めるかと思います。

「変える」「つなぐ」ためには、
膨大なエネルギーが必要になります。

そのエネルギーを共有して、
何も犠牲にせずに進める日本にしたいです。

5.「国家資格を取った話」

ついに取得できました!公認心理師!心理の国家資格です。

といっても、資格を取ったから〇〇ができるではありません。

資格とは知識の裏付けになる「背骨」だと思っています。

今後の実践で迷う時に、数百年分の「学問」が、
伝える時の「背骨」になってくれます。

この「背骨」で、背筋を真っ直ぐ伸ばしながら、
「理論✖️実践」で進んでいくこととなります。

と、いうわけで、実践あるのみ!です。

6.新会社設立と12年目の会社運営に関わる話

現在の仕事の話です。
現在は保育園の運営で、当社は、
ICT化や広報として入社しました。

主にシステム面や資料作成が仕事でした。

ただ、去年の一月から新会社を立ち上げ、
学童や習い事を新会社で一本化しました。

そこでの業務が倍増し、
新規事業や新しいシステム、会計ソフト、HP、
会計業務、施設の貸し出し設定、組織の制度等、
色々なことを仕事としてやるようになりました。

最初は少なかった仕事も、
今はだいぶ隙間なく業務が入っている形です。

その結果、チーム全体の業務量も変化して、
現在は、業務の見直しや分担に着手しています。

チームのためにできること、自分が出来ること、
もちろんできない領分を踏まえて、
全体として進んでいきたいと思っています。

7.今後の未来

と、いうわけで、今の現在地でした。
改めて見ると、本当に色々やってます。

ただ、あるミステリー作家の方の言葉ですが、
『努力』について心を打つ言葉がありました。

努力とは、
『自分の能力、時間、資源を集中投下すること』
と言っていました。

含蓄がありますね。

集中投下の内訳には、他にも、
『思考』『お金』『対話』『人脈』など、
あらゆるものがあるかと思います。

その意味では、私は、『集中投下』はしてません。まだ、複数の活動を同時進行で進めています。

ですが、いつか『集中投下』する時がくる。
その時、自分はなにを選ぶのか?

一日は24時間です。
ライフスタイルを考えたら
活動のリミットもきっと来る。


グラログの事業化が真にやりたいことかは、
まだ分かりません。

必要なことだとは思っていますが、
私の最終ゴールはきっとそれではないです。

なんというか、
『教育』って楽しいものだと思うんです。

やらなきゃいけないものでも、必須でもない。

でも、楽しく、幸せに生きるためには、
『学ぶ』ことは絶対必要です。

学ぶことで、楽しいことが見つかったり、
解決方法が分かったり、考えを変えたりする。
自然を感じることも、作り出すことも学びです。

未来を担う子どもたちと一緒に、
最高の仲間と教育に打ち込めたら最高です。

それが、きっと、私がやりたいことです。

お金の心配もない、無駄な会議もない、
ただただ楽しい世界に行きたい。


お金がなくては学べない、なんてことはない。
この世界が面白くないはずなんてない。
だから、探究しながら学んでいくことは楽しい。


9月26日に新戸部文化学園で授業をします。

自分が一番伝えたいとかは何かを考えてみます。


最強のコンテンツを作ることは前提条件。
私はグラログを携えて、
どこにでも行ける人になります。

そのためには、時間が必要です。
また、お金の心配もなくさなきないけない。


まだまだ、私は力が足りません。
学ぶべきことがたくさんあります。

けど、すでに誰にも負けない力もあります。
目標を見失わずに、歩いて行きます。


今回はここまで!
タノ🦒でした!またね!

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