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【stand.fmのエンジニア採用と開発プロセス】 podcast エンジニアトーク ROLE MODEL 後半 -全文書き起こし-

弊社エンジニアの和田さん (@takahi5) がpodcast エンジニアトーク「ROLE MODEL」にゲスト出演しました。前半書き起こし記事はこちらです。

今回は、【stand.fmのエンジニア採用と開発プロセス】をテーマにしたお話しした配信回の全文書き起こしました。

パーソナリティー iwashi氏 @iwashi86
通信事業者で人材開発や組織開発を進めたり、また部分的にソフトウェアエンジニアとして働いています。fukabori.fm のパーソナリティー

stand.fm エンジニア 和田 崇彦 @takahi5

DeNAにてソーシャルゲーム、新規サービス開発にエンジニアとして従事した後、 スタートアップのCTOなどを経て、2021年にstand.fmにジョイン。toCのサービスを作るのが好き。

iwashi氏:こんにちは、iwashiです。普段は、通信事業者で人材開発や組織開発を進めたり、また部分的にソフトウェアエンジニアとして働いています。この番組では、スタートアップ企業や、誰もが知っている有名企業で活躍するエンジニアの方々にインタビューを行い、彼らのサクセスストーリーや、人生を変えた出来事など、キャリア形成に役立つ情報を配信していきます。
今回のテーマは、「エンジニア採用とstand.fmの開発プロセス」です。
インタビューするのは、前回に引き続き、stand.fmのエンジニア、和田 崇彦さん。
まずはカルチャーデックを読んで気になった「強いプロダクト組織」についてお聞きしました。

stand.fmが目指す強いプロダクト開発組織

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バックエンド・フロントエンド、垣根のない開発組織

iwashi氏(以下、敬称略):カルチャーデックを一通り読ませていただいて、目指すものとして「強いプロダクト組織」っていう言葉があったんですね。この「強いプロダクト組織」っていうのは何ですか?

和田氏(以下、敬称略):全員がバックもフロントも隔てなくやるっていうのがありつつも、特化しているスキルがあって、例えば Android に強い人、iOSに強い人、あるいはReactに強い人みたいなのがあり、深いところで困ったらもうこの人に聞けばいいみたいな、そういったメンバーがいるっていうのは安心感があるし、エンジニア的に組織として強いっていうのは働いてて感じたりはしますね。

iwashi:なるほど。じゃあ例えば完全にフロントエンドしか知りません、
と言うよりは皆幅広くある程度は知っていて、一方ですごい深い分野というか、尖った分野をみんな持っているという感じですかね?

和田:そうですね、はい。そういうふうに感じてます。

iwashi:そうするとあれですね、軸はありつつも、いろんな分野をやりたいって人にはまさに向いてそうですね。

和田:そうですね、まさにそういった感じかなと思います。

エンジニア面接の方法、重視している点

iwashi:結構React Nativeゴリゴリっていうふうに今の所見えているので、採用とかの時ってどういうふうにこう話しを聞いていくんですか?

和田:まず採用の段階ではReactとかReact Nativeの経験は特に問いませんね。iOS のエンジニアだった人も居るしAndroidのエンジニアだった人も居るしという感じです。なのでどちらかというと、エンジニアとしての素養というか、もうちょっとファンダメンタル的なところを見てやってますね。

iwashi:なるほど。すげーつっこみたいんですけど、ファンダメンタル的なところってどこをどういう風に見るんですか?

和田:そうですね、普通かもしれないけど、プロジェクトのどういった経験をしてきたかというところから、同問題解決してきたかを見ていくケースが多いですね。あとコーディングの試験ももちろんやりますね。

iwasshi:経験と実際にライブコーディングみたいなものを実際に組み合わせて判断をされているということですか?

和田:そうですね。だけど正直結構難しいですね。やっぱりこの面接のなかでその…適切にスキルを判断していくっていうのは。実際今も試行錯誤している感じです。

iwashi:ちなみにこの試行錯誤していた過程で、いやこれ改善してきたなとかこれよくなったな、みたいなポイントってあったりするんですか?

和田:絶賛改善中なところがあるんですよね。どういった問題を出せばいいとか、どういった観点で見ればいいかとか、今も試行錯誤をしています。

iwashi:なるほど。多分これあれですね、各社死ぬほど悩んでいることで興味があるトピック。(笑)

和田:そうですね(笑)はい。

エンジニアがstand.fmに興味を持ってから、接点を持つまで

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iwashi:ちなみにその一般的という場合って、具体的にどういうフローというか。どんな感じで皆さん入社されていくんですか?

和田:経路も本当いろいろですね。それこそエージェント経由もいるし、採用のサイト経由もいるし、あとはテックイベントを結構積極的にやってるんで、TECH STANDっていうstand.fm主催のオンラインテックイベントをやっていて、それに興味持って来てくれる人もいますね。

iwashi:そのテックイベントの中では登壇者はstand.fmの方だけなんですか?

和田:いえ、そういうわけでなくて、stand.fmのメンバーも出ますけど、基本的には色んな会社の人に登壇してもらってます。
そのイベントごとにテーマを決めてて、例えばReact Nativeの回とか
React Native × Flutterの回とか何かテーマを決めて、そのテーマに合いそうな人をstand.fmの方からお声がけして集めて開催する、というような形でやっています。

iwashi:あー、なるほど、じゃあよかったら出ていただけませんか?みたいな感じで打診をして、って感じですかね?

和田:そんな感じです。

iwashi:で、勉強会の主催を、全体の調整とかイベントページの管理とかを
stand.fm社でやられてるみたいなイメージですか?

和田:はい。そうです。

iwashi:なるほど。そこで興味を持った人はどんな感じで接点を次は持っていくんですか?

和田:その後は自分で応募してきてくれる人もいますし、特にこちらからお声がけすることもあるかもしれないですね。

iwashi:接点を持ってくるという場合って、いわゆるスタートアップの企業とかだと簡単にこう…
なんだろうな、まあ面談までいくというよりはとりあえずカジュアル面談っぽく話を聞いたりみたい、なのはよくあったりすると思うんですけれども、そういうのはどういうふうに対応されてる感じですかね?

和田:そうですね、公式のstand.fmのリクルートサイトに話を聞いてみたい枠もあるのでそういったところから入ってくる人もいますし、Wantedlyみたいなところからカジュアルめに話を聞いてみたいになって入ってくれていますし。けど基本的には全員最初はまずカジュアル面談をするというフローにはなってますね。

stand.fmで活躍できるエンジニア像

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iwashi:ちなみにこう、やっぱ聞いてみたいところがまだ他にもあって、stand.fm社に来ると幸せになるというか活躍できそうなエンジニア像ってどういうものがありますか?

和田:サービスが好きな人は面白いかもしれないですね。toCのサービスなんでユーザーの反応がすごいダイレクトに返ってくるっていうのは面白いところかなと思います。ユーザーはもちろん一般のユーザーもいるし、有名なタレントさんとかもいるんで、知ってたタレントさんが自分の作った機能を触ってくれてるとかちょっと嬉しかったりしますよね。
僕自身ももともとstand.fm今のユーザーだったところからこの開発するエンジニアになったんですけれども、サービスに興味あるエンジニアにはとてもやりがいがあるんじゃないかなと思います。

iwashi:なるほど。ありがとうございます。今サービス指向・プロダクト指向っぽいところなんですけど、別の観点で、技術というかテクノロジーっぽいところだとどういう人にオススメみたいなのあったりしますか?

和田:バックエンドとフロントエンドとかを切り分けずに仕事をアサインするケースが多くて、一つの機能をバックもフロントも両方考えながらやるみたいな、ひとりでやるケースが多いんで、広くバックもフロントも両方やりたいですっていうエンジニアのほうが環境を楽しめるかなと思いますね。

iwashi:これは和田さんもフロントもバックエンドも両方を触られているんですか?

和田:そうですね、はい。

iwashi:stand.fmのエンジニアはみんな両方触れるのが基本はデファクトというか標準だと。

和田:基本はそうですね。まあ徐々にメンバーが増えてきたので例えばインフラ回りSRE的なポジションとかは今ちょっと専門的なメンバーでやってたりとかはしますね。
あと、徐々に機械学習とかそういった分野のスペシャリストとかも増えていくかなとは思います。徐々にそういった専門的な人も増えてくると思うんですけど、基本的には、バックもフロントも触るアプリ開発の人が多いかなと思います。

一緒に働きたいエンジニア像

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iwashi:これはもう和田さんの完全な個人的な感想とか印象でも構わないんですけど。こういう人、僕めっちゃ一緒に働きたいな、みたいなところってありますか?

和田:自社サービスもだし、なんかこうインターネットサービス好きな人と働きたい気がしますね。
例えば会社の同僚で飲みに行ったときにあんまり他人の話する、なんか上司の誰々がどうこうとか、同僚の誰々がどうこうとか話すんじゃなくって、飲みに行っても何かどこそこのサービスが面白いとか、あるいは自社のサービスのこの機能がどうこうとか、何かそういったサービス、プロダクトの話を飲み行ってもやるような人。なんかそういった人と働きたいですね、個人的には。

iwashi:あー、いいですね。愚痴で終わっちゃうような飲み会もなくはないですからね、世の中には。

和田:そうですね、なんか人がどうこうとかよりもサービスとかプロダクトに常に何かこう意識がいってる、そういった人が好きですね。

iwashi:和田さんから見て周りのメンバーそういう方が多いんですか?

和田:そうですね、はい。そう感じますね。僕元々DeNAにいたんですけど、DeNAで好きな言葉のひとつに、「ことに向かう」みたいな話があるんですね。
人が言ったからとかなんか偉い人が言ったんじゃなくて、なんかそういう「こと」、プロダクトとしてどうなの?みたいな話に向かうみたいな話があったんですけれども、そういったまさにこの「ことに向かう」みたいな精神がある人が多いなっていう感じがしています。

stand.fmの品質の担保、QAプロセス

iwashi:品質の担保というかQAプロセスとかって手厚く思ってたりするんですか?

和田:そこは今、絶賛改善していこうというところですね。今エンジニアの人数が急激に増えてるんですね。去年から5倍とかのレベルで増えてて、開発のスピードもかなり上がってて、QAも今まで社内でかなり少人数で回してたんですけど、もうちょっと追いつかなくなってきているなったところがあって、もう少し組織的に動けるように改善していこうっていうのを今絶賛やっているところですね。

iwashi:急激にエンジニアが増えていくって結構なかなか大変なことだと思うんですけど、エンジニアが急激に増えるにあたって、組織的にどう上手く早くオンボーディングというか、早く戦力になってもらうために何かしてるみたいな、組織で何かするっていうことってあったりしますか?

和田:僕も最近入ったのでまさにオンボーディングやってた、体験したんですけれども、すごく体験良くって。良かったなと思うのは入社したらまず一人、新入社員ひとりメンターがつくんですね既存の社員が。で、そのままメンターと毎日10分くらいのミーティングの時間を取っていて、そこで何か質問したりとか相談したりとかできるという時間がありました。
で、それがすごい良くって。入った頃って本当つまらない質問とかがあったりして、こんなのslackで「わざわざ聞いていいのかな?」みたいな躊躇しちゃうこととかもあるかなと思うんですけども、そういったのがこう毎日1on1の時間にメンターの人に聞けるという場があったのはすごくオンボーディングの上で良かったかなと思っていますね。

stand.fmで働いて良かったと思うことは?

iwashi:あとですね、もうちょっときいてみたいポイントとして、せっかくなんでstand.fmで働いていて、これなんかすごいよかった、楽しかったなみたいなポイントってなにかあったりしますか?

和田:入ってみて結構意外だったのが、思った以上に腰を据えて開発できるところかなと思っていて。
やっぱりスタートアップなんでかなりあくせく働いたりとか、方針の朝令暮改みたいなのが日常茶飯事なんかなっていうのをある程度覚悟してたんですけども、思った以上にスプリントの期間も1ヶ月ってわりと長い目だし、あんまりこう方針にブレがないところもあるし、どちらかというとひとつの大きめの機能をドンッて任されて、それをしっかり考えながら腰据えて開発できる。
なんか落ち着いてエンジニアリングに集中できる環境があると感じていて、そこはとエンジニアとしてすごい働きやすいなっていうふうに感じてますね。

stand.fm流開発プロセス「ゆるいスクラム」

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iwashi:今一ヶ月でスプリントっていうところも出たので、これいわゆるアジャイル開発的なところをされてるんですか?

和田:そうですね、ゆるいスクラムって感じですね(笑)

iwashi:「ゆるい」って、どういうとこらへんがゆるいんですか?(笑)

和田:例えば、スクラムだとこう見積もりとかってポイントをつけてカチッとベロシティ測る、みたいなことをやるじゃないですか。見積もりもざっくりで、スプリントのタスクもそこまでガチガチに納期が決まっているわけじゃないですね。
そこはかなり意外だったんですけども、っていうのは、背景としては、あまりこう外部にこうステイクホルダー挙げないというか、この日までに絶対収めないといけない、みたいな対外的にあるわけじゃなくって、自社サービスで完全に自社でハンドリングしてるんで、そこまでガチガチな納期がないと。
むしろ工数をキッチキチ決めるコスト労力のほうが大変だよねってことで、わりとそこは柔軟にやってたりしてて…そう、その辺のこのまあなんだろう、工数のゆるさとかっていうのはその「ゆるいスクラム」といったところの所以だったりします。

iwashi:あー、なるほど。確かにスクラムって見積もりの仕方って色々あって、よくあるのがプランニングポーカーとかでフィボナッチ数で測る、
みたいなものもありますし、あとはこの「ゆるさ」でいくと、Tシャツサイズみたいな、S,M,L,XLみたいなところもあったりするので、どっちかっていうとTシャツサイズに近いというか、ゆるめに見積もる、みたいな感じですかね?

和田:そうですね、やっぱりプランニングポーカーとかで見積もるのも
それなりにそれに時間がかかったりするじゃないですか。だからそこの労力とのバランスをとって、ゆるめのほうに寄せている感じですかね、今は。

stand.fmのエンジニアに求められる資質の一つ「自走力」

iwashi:それでいうとで一ヶ月スプリントと聞いて、僕は結構なんだろうな、サボりがちな人間なので締め切りが遠いと、ちょっとやや怠けてしまう時があるんですけど、その辺とかでみんなパフォーマンスをちゃんと出すために、どういう風にしてみんなパフォーマンスを出しているのかなっていうのは気になるところです。

和田:正直そこは…自制心というか、自走力はいるかもしれないですね。ちゃんと自分に厳しくというか、自分で何かに詰まったらちゃんと適切な人に
判断仰いで前に進めていくというか、そういった自走力はある程度必要かなと思います。
あとはデイリーでミーティングしてるんで、そこで相談しながらズルズルいかないようにするっていう風な工夫とかはしてたりしますね。

iwashi:じゃああれですね、事実的に働けることは一つの価値というか、求められる資質ですね。

和田:ですかね、はい。自律的には必要かもしれないですね、確かに。

iwashi:特にこう、リモートだと働いている風景って見えないので、成果とかにより自分でうまく発信しないと見えなくなっちゃうので、そのへんは工夫が必要そうですね。

和田:そうですね、はい。逆にリモートだからちゃんとそのプロダクトで成果出さないと、何をやってるか分かんなくなっちゃうんで、ほんとそこは身が引き締まるというか。
ちゃんとプロダクトしてアウトプットを出していこうみたいな意識が働いているかもしれないですね。

iwashi:エンジニアは分かりやすいですよね、プルリクエストとか何も出ていなかったら、何やってんだって感じになりますからね。

和田:そうですね。わかりやすいですよね。

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