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【欧州の国境】コロナによる規制の現状/渡航は?ドイツから最新情報

欧州の国への入国は6月14日まで制限

3月17日に非EU市民,非EFTA市民,非英国市民のEUへの入域を30日間制限する旨発表しました。しかし欧州委員会の勧告により、この第三国からのすべての必須でな​​い入国の制限が、2020年6月14日まで延長されました。ドイツはこの勧告を遵守する姿勢です。

また欧州連合の加盟国、シェンゲン協定国、英国の旅行警告は、2020年6月15日から解除されます。ただし入国規制と検疫規制の変更は、事前の通知なしに即座に有効になる場合があります。

連邦警察による国境管理は、フランス、オーストリア、スイスとの国境、およびイタリアとスペインからの到着便において、2020年6月15日まで継続されます。

今の段階では第三国からドイツへ入国した者は14日間の隔離措置(自宅待機)をする必要があります。

ヨーロッパ内 各国境

チェコ
チェコ共和国は、約3か月ぶりに、ドイツ、オーストリア、ハンガリーとの国境を再び開きます。 閣議決定は金曜日の朝の特別会議で行われ、6月5日金曜日の正午に実施とのことです。陰性のコロナテストを提出する必要はなくなりました。ただし、感染の拡大が比較的高いフランス、イタリア、スペインから入国する際には引き続き陰性であることを証明しなければならないようです。

ポーランド
ポーランド政府は、6月15日に国境を再開する見通しです。 その後、他のコロナウイルスに関する制限が7月1日に解除される可能性があるようです。

オーストリア
ドイツからオーストリアへの国境は6月15日に再び開かれることになっていましたが、オーストリア政府は日付を予定よりも前にずらしました。 木曜日(2020年6月4日)から再び入国が可能となりました。これはアレクサンダー・シャレンベルク外相とアンドルチョーバー保健大臣が水曜日にウィーンで発表しました。しかし、ドイツでは世界的旅行警告が6月15日まで適応されます。

フランス
フランスは6月15日にドイツとの国境の規制を廃止します。 フランスの内務大臣クリストフ・カスタネールは、ドイツ人観光客でさえも、この日まで例外を求めないことを明らかにしました。 カスタネールは進行中の感染のリスクを調べます。 ドイツとの国境地域はパンデミックの影響を特に受けています。現在まだ存在している国境警備は、ランダムチェックが行われています。 すべての遷移を使用できます。

スイス
6月15日に予定されているドイツ、オーストリア、フランスとの国境の開放に加えて、スイスは遅くとも7月6日までにイタリアを含む他のシェンゲン諸国への旅行の自由を回復したいと考えています。

日本からドイツへ

日本からドイツ、EUへの商用便オプションの範囲は徐々に拡大しています。 6月中旬から7月上旬にかけて、多くの航空会社がフライト数を拡大します。

ルフトハンザは東京-羽田からフランクフルトまで週3回飛行しています。
(下記フライトスケジュールは6月30日まで有効)
https://www.lufthansa.com/de/en/travelling-home

ヨーロッパへの航空輸送の状況は安定していますが、状況が悪化した場合、制限がまた厳しくなることも除外できません。

ドイツから日本へ

ドイツからのすべての入国者は、14日間の隔離措置の必要があります。 これは、検疫所長によって決められた場所で行われ、通常は自宅での待機となります。 この間、日本の公共交通機関(タクシーを含む)も利用できません。

絶えず変化する状況なため、渡航者は常にベルリンの日本大使館のホームページ確認する必要があります。
https://www.de.emb-japan.go.jp/konsular/index.html

まとめ

6月15日を境に、徐々に欧州では国と国を行き来できるようになることが見込まれます。オーストリアに関してはすでにドイツからの入国を受け入れています。しかしドイツでは世界的旅行警告が発動されており、この警告は6月15日まで適応されるため、各国がそれぞれの規制を定め、入国の際は最新情報の確認が必要となるでしょう。

日本とドイツ間の行き来はまだまだ確実なOKが出ていませんが、フライトは徐々に増えているようです。観光やワーキングホリデーで日本に滞在していたドイツ人が主に活用するかもしれません。

今後、欧州内だけでなく、第三国からの渡航も自宅待機などの規制無しで行える日程が発表される日は待ち遠しいですが、新型コロナウイルスの感染状況によって柔軟に対応がなされています。

通常運転に戻るのがいつなのか見込むことは難しい状況ではありますが、その日が近づいているのは確かだと言えるのではないでしょうか。


参考:

外務省:「旅行警告6月14日まで」

FOCUS:「ドイツ周辺各国の警備体制:オーストリアすでに国境解放」


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