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【ドイツコロナ情報】ベルリン 新たな助成金追加

新型コロナウイルスによる制限に揺さぶられていたベルリンの文化産業やメディア業界は、安堵する時が来ました。5月11日より、新たな助成金申請が可能となります。

コロナ助成金IV 対象は?

5月11日より申請開始となる助成金は、文化産業とメディア業界の10人以上が働く中小企業が対象となる、コロナ危機に対する助成金です。これにはプライベートギャラリー、劇場、映画館やクラブが含まれます。

対象企業例
○映画やテレビ番組の制作、レンタル・配給、映画館:
・映画、ビデオ映画、テレビ番組の制作
・後処理(ポスプロ)およびその他の映像技術関連
・映画のレンタルと配給会社(レンタルビデオ店は含まれない)
・映画館

○放送局:
・ラジオオペレーター
・テレビ放送局

○創造的・芸術的活動分野:
・劇団
・バレエ団、オーケストラ、チャペル、アンサンブル、合唱団
・劇場やコンサートの主催/運営
 (キュレーションされた音楽/コンサートプログラムを使用するクラブも含まれる)
・オペラハウス、プレイハウス、コンサートホールなどの施設
・芸能公演や小劇場

○図書館、アーカイブ、博物館:
・図書館/アーカイブ
・美術館/博物館
・史跡や歴史的建造物の運営


条件

10人以上の文化産業・メディア企業の申請が可能な企業は、以下の条件を満たす必要があります。
・定期的または主に公的資金を受けていない文化産業・メディア企業/機関
・10名を超える従業員(フルタイムの従業員、過去3年間の平均を含む)
・売上高が1,000万ユーロ(過去3年間の平均)までの企業
・ベルリンの税務署に登録されている
・企業、事務所の拠点がベルリンにある

産業として対象分野だが、申請が可能でない企業:
・売上高が1,000万ユーロを超える企業
・通常の企業 従業員が10人未満(過去3年間の平均が適用されます)
・コロナ危機の前にすでに経済的困難に陥っていた企業(12/31/2019)
・定期的または主に公的資金を受け取っている企業
・公共企業

金額

緊急援助の額は最大25,000ユーロです。 この金額は、申請後3か月間の流動性不足に基づきます。 正当な理由が証明できる個々のケースでは、25,000ユーロを超える緊急援助も要求できます。その場合、最大50,000ユーロまでが助成申請できます。

まとめ <おさえたいPOINT☝️>

助成金IVの申請に関してわかりやすく簡単に!!
○条件
・従業員10名以上
・文化業界・メデイア業界の中小企業
※そのほか細かい条件は見出しの「条件」を参照。
○申請期間
・開始:5月11日(月曜日)09:00〜
・終了:5月15日(金曜日)〜18:00
○金額
・25 000ユーロまで(日本円 約 290万円)
※場合によっては最大500 000ユーロまで申請可(日本円 約 5730万円)
○申請方法
・オンライン申し込みのみ
○助成金は何に使ってOK?
・商業家賃
・賃借料
・リース費用
・人件費(⚠️)
⚠️短時間手当の対象外で、かつ管理職の場合は一定額を超えないことを条件として、管理職を含む従業員の人件費

申請は上院の文化とヨーロッパのための上院と上院首相府によって確認されるようです。 上院財務省も代表する助成金委員会は、最終的にどの申請者に資金を提供するか、しないかを決定します。

審査が通れば、5月の最終週には助成金が振り込まれるとのことです。


参考:

tip Berlin:
【コロナ助成金:ベルリンは数百万ユーロで民間文化企業を支援】

ベルリン投資銀行:
【Q&A 緊急助成金IV】





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