見出し画像

最後なのでメンバーを褒める(アスカ)

いよいよ明日に本番を控え、最終通し稽古を終えました。
虎本も来て細かいテコ入れなんかをしてくれたりして、みんなも納得するまでお互いに合わせたりして、いい感じの通し稽古ができたんじゃないかと思います。

せっかくなので、今回参加してくれた出演者を褒めちぎってHOUNDS第一話の稽古場日記をシメたいと思います。

ではキャスト表順に。

●白井宏幸 
白井くんには、今回、演出をお願いすることになりました。予想以上に大変な仕事をお願いした形になってしまいまして、大変きつかったと思います。
しかし、設定まで深く理解して、解釈や改稿などのもろもろも、しっかりと作品に寄り添った上で進めてくれました。とても信頼できる演出でした。第二話以降は出番も多くなるはずなので、演出は別の方にお願いせざるを得なくなるとは思うのですが。第一話の演出を、彼にお願いして本当に良かったなと思っております。

たぶんまだまだ演出は忙しいので本人はこれを読む暇はないだろうし、公演が終わってしまえば稽古場ブログを読む必要もないので、この言葉が伝わることはずーっとないかもしれませんが(笑)、ここに白井くんへの、心からの感謝を捧げておきます。
そして役者のターンをやっているときの白井くんがやっぱり一番輝いていたことを皆様にお伝えしておきます。本番をお楽しみに。

シロキ ヒロユキ

●池治徹也
今回のゲスト主人公をお願いしました、いけじ。
ここしばらくの公演でも伸び率がすごくて、真面目に真剣にずっと芝居に向き合い続けてくれる、本当に今回の主人公向けの人材でした。

最初の構想ではもっと軽い感じの主人公だったのですが、どんどんいけじに合わせてキャラが濃くなっていきました。

らぶどきゅ初演の時に話をして、「全てにおいて嘘をつくのをやめる!」と決心をしてからの彼は、どんどん魅力的な俳優になっていってると思います。

個人的にはいかにもな熱い暑苦しい刑事のテンプレをしっかりとやってくれて、おかげで作品にめちゃくちゃ刑事ドラマ感が出てくれたので、そこがとっても気に入っています。
熱血担当、彼の心情を皆様に追っかけていただければと思います。

伊勢治テツヤ

●アミジロウ
アミさんは最初スケジュールの都合で出演が難しかったのですが、ひょんなことからスケジュールが合うことになり!熱烈にオファーをして出演していただきました。
ミアタリ班のボスを務める大切な役柄。
彼がいなければ、話はどうやってもシマらないので。絶対に絶対に必要な役だったのです。

草稿の段階からアミさんがいる前提で考えていたので、一瞬アミさんなしで進めないといけないとなった時、マジで頭を抱えました。
いや本当に、アミさんが来てくれてよかった。
めちゃくちゃギャップもあるカッコいいアミさんを、皆様お楽しみください。

アミさんの役も、そのうちしょってるドラマを開示する回が出てくると思います。

網野ジロウ

●椿優希
ばっきー。少しずつ少しずつ、実力を蓄えてきた中堅劇団員。最近とてもいい感じになってきたので、今回はいっぱいしゃべる役回りを当てさせてもらいました。
もちろん、慣れない作家の慣れない言い回しや難しい単語なんかが沢山ある、マルチタスクもたくさんある、めちゃくちゃしんどい役回りだったとは思います。

でも「昔のエンタメ作品の、役者に対する不条理さしかない役」にも似た修行みたいな役柄は、確実に彼のレベルをアップさせてくれてると思います。

苦手なところにも果敢に挑戦してくれました。
いけじとのコンビネーションもどんどん良くなって、アミさんともデコボコチームをいい感じに見せてくれています。本番、「アレ」がうまくいくのを祈っております。
(「アレ」は私が個人的に好きなやりとり)

石蕗ユウキ

●鍋海光
なべちゃんはシロキとアキラのバディをいつも近くで支えてくれている、交番のおまわりさんの役。ミアタリ班のメンバーは犯人を見つけたら、必ず交番の方に来てもらって逮捕を一緒にします。その時、明るくしっかりサポートしてくれる定番キャラクターとして、一番最適だなと思ったのが、なべちゃんでした。

暗くなりがちなマジモードの警察にあって、なべちゃんの明るさはこの先ずっと、救いにもなっていくと思います。

そして本当に最近のなべちゃんは、お芝居が急にできるようになってきたのでわたしはめちゃくちゃ嬉しいです。入団当初から見守ってきたせいか、感慨でいっぱいです。

アクションに関してもとてもいっぱいアドバイスをくれて、おかげでとてもかっこいいシーンが出来ました。ほんとにこれはお楽しみに。

渡辺ヒカル

◯藤原菜々美
今回は単発キャラとしての出演をしてくれた、ななみん。いずれはちゃんとレギュラーキャラとしての出演もある予定ですよ。

犯人役というなかなかに難しい役柄を、一生懸命深めようと頑張ってくれました。
最初にイメージしていたキャラクターから、みんなの妄想がはかどりまくってどんどん濃ゆいキャラに変化していって(笑)最終、本番でどうなっているのかはまだ私にもわかりません。
一緒に試しながらお互いのパスを研究していけたのがとても楽しかったです。

ブルースターナックルの時のななみんはわたしの中ではいまでもツボです。これからの成長も楽しみ。

出番が少ないため、稽古場では音響オペや写真撮影もいっぱいやってくれました。本当に感謝です!

金谷宏美

◯山下健吾
けんごは高校生ながら、ガッツとセンスと探究心のある光る俳優です。
今回は単発キャラとして出てもらってますが、彼の好きな役柄は悪役だとのこと。いい趣味してるじゃねぇか。

というわけで、今後のシリーズのどこかの回で、かなり凶悪な犯人役をバチコーンとやってもらいたいなと思っております。だから今回はその布石にと、軽めの犯人役に来てもらいました。

とはいえ二役、別々の悪い奴を演じてもらってますので、ぜひぜひ見比べてみてください。
両方谷屋さんの手下ですが、それぞれ全然違うキャラになってると思います。
作品を二回見たら「あー!」ってなるかもですね!

松本真一

◯谷屋俊輔
言わずと知れた谷屋さん。
この人もスケジュールぱっつんぱっつんの中、無理を言って出てもらいました。

「セリフがない役」という条件で、最初と最後にちょろっと出てきて捕まるだけの役…と言ってたんですが、わりと印象に残る役になっちゃいました。
ゆーてアクションは一瞬で覚えてちゃんとモノにするあたり、さすがの経験値といったところでしょうか。

どうしてもラストにガタイのいい悪者が欲しかったので、単発キャラながら出演してもらうことになりました。
火ゲキのチラシにも載せてもらったし、結局良かったね!

谷屋さんには今後のシリーズでデカい役をバーンとやってもらうつもりではいますので、それもお楽しみに。

劉遥明

さてさて、キャスト陣を気持ち悪いぐらい褒めちぎるという謎の稽古場日記を書き逃げして、明日はいよいよ小屋入りです。そして本番。
楽しみ!

ようやく皆様に、愛するHOUNDSをお届けできます。

この世界が皆様にもお気に召しますように。
そして、これからずっと、皆様と共に歩んで行けますように。

ゲキジョウにて、ステージタイガー・TEAM HOUNDS 一同。
お待ちしております。

オノ アキラ

作・出演 小野愛寿香

この記事が参加している募集

#おすすめ名作ドラマ

2,488件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?