生きる、ということ

稽古が終わる


虎本です。
本日、最後の稽古が終わりました。
4回目の通し稽古でした。
明日の準備を整えながらこのnoteを書いております。




今日の通しを見て、この作品は昨今のステージタイガーには珍しい「群像劇」だとあらためて思いました。

特定の主人公がいるわけではなく、皆がそれぞれに悩んで違う方向を向いている。
「わかりたい」「わかってほしい」と思っているけど、なかなかそれは他人に伝わらない。
ただすれ違うばかり。


でも、僕はそれでいいのだと思いました。
解決できないからこそ、僕らは自分なりに考え行動し続ける。
そしてそれは美しい。
ねじれの位置にある登場人物の中に、確かな1本の柱のようなものが見えました。それは希望のようなもの。
ステージタイガーらしい、熱いテーマをもった物語ができあがったと思います。



学生チームは、ひたすらに騒がしい。
刹那的で怖いもの知らずで、なんか色々溢れかえっちゃってる。
ずっと「強く、早く、大きく、鋭く」と言い続けたオーダーに見事にこたえてくれました。


先生チームはひたすらにジレンマ。
叫びたくなる気持ちをおさえて、理知的に、論理的に、でもそれが時々破綻しちゃう。
僕のしつこい間のコントロールを体現してくれています。

それぞれの登場人物が「生きて」いるからこそ、散漫になりがちな群像劇は成り立ち輝きます。
いつも執筆する際に各登場人物の簡単な設定・履歴書を書くのですが、それ以上に深く細かに創り上げてもらえました。
俳優に感謝。
どの人物にも僕は共感します。


少し話題はそれますが…


学生時代の僕は「消えてしまいたい」と考える人間でした。
日々、己の無力さを痛感し、孤独だと信じ、他人との距離を取り、平穏無事に生き続けることを恥とさえ考える野郎でした。
でした…というのは、生きていく中で様々な人に出会い、その繋がりを感じ、それを捨ててなるものか!と思えるようになったからだと思います。
だから。

学生チームの皆はかつての僕で、
先生チームの大人たちは今の僕だ。




この作品が、皆様にとって何かとつながるキッカケとなりますように。

そろそろ本格的に明日の準備に取りかかります。
さあ、いよいよ劇場入り。




皆様のご来場お待ちしております。

虎本剛



ステージタイガー松原公演
「SWITCH」
3月23日(土) 14時
松原市文化会館
入場料 無料(要 入場整理券)
整理券予約

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