足底腱膜炎に対する足底板のシステマティックレビュー

興味深い論文を見つけたので、簡単にまとめながらシェアしたいと思います。

素人が苦手な英語を必死に読んでの独自解釈ですので、間違いがあれば優しく教えてください笑

Foot orthoses for plantar heel pain: a systematic review and meta-analysis

足底板を使用することによる足底腱膜炎に対する論文をまとめた2017年のシステマティックレビュー

足底腱膜炎の最も重要な危険因子は

・後足部の内反

・膝の内反

など。

足の装具の使用は踵のピーク足底圧を下げ、足底腱膜の緊張を下げる可能性。

インソールの使用で踵の足底圧を下げるというのはこちらでも書かれていましたね。


今回のシステマティックレビューでは、インソールの使用が偽装具と比較すると、7〜12週間の中期的な期間の痛みの減少には効果的ではないかという中程度のレビューが行われた。

中程度とは、結果はほぼそのとおりであるが、変動の可能性も否定されない、そして効果の大きさが小さい可能性がある。とのこと。

今回のレビューの問題点としては、装具の材料の統一が行われていない、インソールの作成法も統一されていないということ。

前回紹介したこちらの論文などでは3Dプリンタでの作成が行われていたり、一般的な市販品でもインソールはありますし、いわゆる入谷式と呼ばれる完全オーダーメイド式のものもあるので、なんとも言えないかなと感じたのが正直なところです。

また、運動競技者のサンプルにおける評価ではないので、ここも忘れずに頭に入れておきたいなと思います。

個人的にはインソール(足底板)に関しては、使用することで痛みが軽減されているのであれば積極的に使えばいいと思いますし、アライメント修正には一定の効果はあると思いますので、必要であれば然るべきところをご紹介させていただいています。

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