【子どもたちとの思い出】少年野球の話
昨年末、母が介護施設に移りました。
入所して3か月が経ち、気の合う方も
できたようで、楽しそうにしています。
その際に、住んでいた家を
片付けていたのですが、
僕が少年野球に関わっていたころの
写真が出てきて、懐かしいなあと
少し眺めていました。
少年野球のような習い事の主役は
もちろん子どもたちです。
子どもたちは子どもたちで
思い出がそれぞれあると思いますが、
監督は監督、親は親で、
それぞれ思い出があるものです。
僕は少年野球や女子の
ソフトボールチームで、
コーチやお手伝いといった
さまざまな関わり方を
させていただきました。
審判をすることもあったので、
試合も練習もいろんな視点で
観させてもらったなあと思います。
珍プレー好プレーも
たくさんありました。
写真を見ていると思い出します。
ある時、僕が審判を務めていた
試合でのこと。
小学４年生以下の子たちで構成された
チームで試合がありました。
本当にまだ幼い子たちなので、
通常では考えられないようなことが
試合中に起こります（笑）
そのチームに二組の兄弟がいました。
お兄ちゃんが４年生。
弟くんが２年生か３年生でした。
試合中に一方の兄弟が喧嘩をし始め、
それに呼応するかのように、
もう一方の兄弟も喧嘩をし始めたのです。
兄に言われたことで弟が泣き出し、
試合が中断するハプニング…
試合中に4人が喧嘩をし始めるなんて
通常考えられません（笑）
審判として、『これはどうすればいいんだ…』
と思っていたところに、その子たちの監督が
『おい！！兄弟喧嘩はあとでやれ！！』
と叫んで一喝する…
なかなかおもしろい試合でした（笑）
同じく小学４年生以下の別の試合。
チームに入って間もない兄弟がいました。
経験値としてはキャッチ―ボールを
したことがある程度の子たちでしたが、
少ない人数で試合を消化しなければならず、
そんな状態でしたがいきなり試合に出て、
お兄ちゃんがレフト、弟くんがライトを
守っていました。
ぱっとレフトのほうを見ると…
なぜか、背番号が見える…（笑）
石を拾って遊んでいました（笑）
『おーい！こっち向け―！
ボールが来たら捕るんだぞー！』
と二度ほど声をかけました（笑）
一方、ライトの弟くんは、
ずっと膝に手をついて
構えているではありませんか。
どうもお兄ちゃんのほうが
落ち着きがなかったので、
『弟のほうがしっかりしてるなあ』
と感心していた矢先、セカンドを抜けて
ライト方向にボールが…！
なんと、弟くんは
ピクリとも動きません（笑）
『え！？』と思っていたら、
膝に手をついて構えたまま、
器用に寝ていたようです（笑）
他にもたくさんのエピソードがあります。
珍プレーも好プレーも、
悔しかったことも嬉しかったことも、
「この大会、優勝したら焼き肉
ご馳走してやる！」
って言ったら本当に優勝しちゃったり。
本当にたくさんの思い出があります。
子どもの人数が減ってきて、
いくつかの地元チームが
合併することになりました。
その一年後に卒団生、保護者、指導者たち
に声をかけ、一度だけホテルでOB会を
開催したことがあります。
その時にもプロジェクターを使って、
子どもたちがチームで活躍したときの
写真を映し、『懐かしいなあ』と
大いに盛り上がりました。
今回出てきた写真を
すべて見たわけではありませんが、
この写真を使ってまたみんなで、
思い出を共有する時間を
作れたらいいなと思います。
ちなみに、母の家財道具の処分を
お願いした会社は、
実は少年野球をしていた子が
経営している会社です。
大人になって一緒に仕事ができたり、
お酒が飲めたりするのが僕は嬉しい。
保護者、指導者として関わって、
今だから言えることや、
今だから笑える話を、
大人になった今共有できたら
きっと楽しいだろうなと思います。
また人と気軽に会えるようになったら、
ぜひ集まりたいものです。
■ ”化粧蘭” 公式サイト
開店祝い、就任祝いに。
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