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退職した途端、コロナがやって来た!

僕は今年(2020年)の2月に前職を退職しました。
その当時は「まぁ転職は簡単でしょ」なんて軽い気分でいたのです…。
その後にコロナがやってくるなんて想像もしていませんでした。

心身の限界を感じ、転職先も決めずに退職

前職はアニメーション制作会社でアニメーションプロデューサーをしていました。
そこでかれこれ12年ほど勤務していたのですが、数年前から業界全体の人材不足が加速し、アニメーションを制作するのがかなり厳しくなっていきました。
激務でもあり、心も身体もすり減っていきました。

そんな時に、妻が
「もう仕事、辞めたら?」
と言ってくれたのです。

僕は性格上、環境の変化に消極的なところがあって、それでも約2年ほど悩み続けました。
(勤務は続けつつ)

年齢も35歳でいわゆる“転職限界説”のある年齢です。
とは言え、そんな自分にもその時の世間は、
「人材不足」とか
「超売り手市場」なんて言葉が飛び交っている様に感じたのです。

そんな雰囲気も背中を押して、退職する決意をしました。
ひとまず転職先は決めず、心と身体を休め、調子が良くなったら転職しよう。
妻とも相談した上でそう決断し、2月末に退職しました。

超ハッピーな日々

辞めてすぐはそりゃハッピーでしたよ。
好きな映画を散々観て、寄席に行き、一人旅をし、好きな本を読んだり、友人と会ったり…。
僕の日々は、まるで違ったものになったのです。
転職や仕事のことは一度忘れて、生きることの楽しさを再認識できた日々でいた。

「1日って長くて、本当に色々な事が出来るのに、やりたい事が多くて追いつかないなぁ」
なんてつぶやいちゃったりして。

「コロナウィルス?平気へいき〜!心配ない心配ない!」

そう、足音はすでに聞こえて来ていたのです。

コロナ襲来、からの緊急事態宣言

ここからはあっという間でした。
コロナが爆発的に感染拡大し、志村けんさんが亡くなり、保育園が閉園し、緊急事態宣言で、外出自粛要請。

みるみるうちに周りの状況が変わり、外出できなくなりました。
それだけでなく、長い自粛と休業に耐えかねた会社の倒産。失業者が増加していったのです。

この時ばかりは自分の不運を恨みました。
「売り手市場で転職市場は引く手あまただぜ!」なんて楽観的に考えていたのに、求人検索かけてもほとんどヒットしなくなったり。

気持ちは焦るけど、外出もできず、ただ立ち止まるしか出来ない日々。
外出自粛に労働自粛。
少しずつ追い詰められていました。

なんとか同業種に転職成功

そんな中で、僕は幸い前職の知り合いの方の紹介で、同業種ですが転職出来ました。
前職で不安だった部分も解消された条件を頂き、このまま“労働自粛”していても前に進まないと感じたので、転職を決意したのです。

コロナが無かったら…とは考えないと言えば嘘になります。
でもきっとコロナ問題はまだ続く事だろうし、現時点では最善の手をうてたかなと思ってます。

コロナの中で見えた目標

このコロナ問題の中で、見えて来たやりたい事&目標もありました。
その一つがこのスタジオおへその活動です。

自分の創作意欲や表現への欲求を、出来るだけ素直に受け止めて発信する。
そこで自分のワークライフバランスを整えて、より素直で真っ直ぐに生きる。

このコロナ禍の中、はっきりと見えた希望だ。

サポートいただけたら、娘にお菓子を買ってあげようと思います!