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年商3億の会社を継がないかと言われた話

こんにちは。まぬです。
初めましての記事を出してから、かなりの時間を空けてしまいました。。。

実は、この2ヵ月の間に普段の仕事で大きな変化が訪れました。
タイトルにも書いている通り、年商3億の会社を継がないかと言われたということです。
しかも、現在勤めている会社ではなく、担当している得意先の会社です。

まだまだ決めてはいませんが、「やります!!!」と返事をすれば、継ぐことができます。
※正しくは、社長出世コースで転職することになります。

今回は、なぜこのような話になったかを話していきたいと思います。
少し長くなるので、興味のある方のみお読みください。



出会いは、多くある得意先の一つでしかない。

この会社との出会いは、普段の仕事でたまたま担当した得意先の一つでしかありません。

入社して数年は、マーケティング部で商流・市場についてよく学び、より多くの商品知識を得るために、2年ほど前から営業部で働いています。
営業部に配属になり、たまたま担当になったのがこの会社との出会いです。

この会社の社長は、このご時世には珍しい?コンプライアンスなんか関係あるか!と言わんばかりの超絶頑固で我儘な社長です。

私も担当してからは、「お前は馬鹿だ」「頭が悪い」「何しに来たんだ!帰れ!」などの暴言を数多く浴びせられてきました。まぁいくら怒鳴られたところでへこたれる性格ではないので、そこは自分の性格に感謝しています笑

社長には、日々怒られながらも何だかんだ普通に接してくれるので、多くある得意先の一つとしか思っていませんでした。


商いは情、目先の利益より相手に貢献することを選べ!

「商いは情、目先の利益より相手に貢献することを選べ!」
これは、社長の口癖でもあり、最も大事にされていることです。

営業部に配属され、最初の数ヶ月は、自分の売上・利益だけを何とか達成しようと色々な施策を考えて提案していました。
営業としては、数字の達成は当たり前のことだと思います。

とある日、いつものように社長へ商品の提案をしにいくと、
「お前の提案はこちら(会社)の都合を全然考えてないからやりたくない」と言われてしまいました。
正直、言われた時は「えっ⁉」ってなり、めちゃくちゃ焦りました。

普段より10‐15%ほど値引きした条件で提案してましたが、それでもダメということです。

なぜダメな提案だったのか?

それは、相手の手間やその時の状況を考慮できていなかったからです。

値引きして販売し、数字を作るということは、通常よりも安い価格で販売することになります。その分仕入れる数量が多くなり、陳列する手間や倉庫を圧迫してしまいます。

「そこまで考えて提案しているのか?」と散々詰められてしまい、何も言い返せませんでした。

その際に、「自分を最優先するな!目先の利益なんて考えるな!相手のことを考えて動け!自分の数字は最後に自然とついてくるから、相手に貢献することだけを考えろ!商いは情だ!」と教えられました。

例え自分が損をしたとしてもそれは一過性であり、最終的にお互いに助け合うことができる相手との関係作りをしろと教えていただきました。


お前に会社を継ぎたいと言ったらどうする?

いつものように訪問した際に、社長から「お前は会社を経営してみたいか?継ぎたいと言ったらどうする?」と急に聞かれました。

驚きましたが、実はこれに似たくだりはこれまでにも何回かありました。
冗談交じりに「今の会社のままでいいのか?」「給料はどのくらいほしい?」「自己評価をしてみて、自分は平均以上だと言えるか?」など、聞かれていたので、今回も冗談だろうなと思っていたら、顔が笑っていなかったので、いつもとは違うなと感じました。

最後に「まぁ半分冗談だけど、半分本気だから覚悟が決まったらいつでも歓迎するから言っておいで」と言われて、そこからずっと悩み続けています。

悩み続けていますが、実は自分の中では半分答えが出ています。
それは、「継がない」ということです。

本来であれば、こんな話がくることが非常に稀なことで、これから先二度とないくらいありがたい話です。

しかし、得意先である以上その会社の実情はよくわかっています。
これから先何十年とその得意先の仕事をやっていくことを考えると自分のやりたいことは全く別にあります

今の会社でやりたいことができているかと言われたらそうではありませんが、今は自分のやりたいことを実現するために日々努力している最中なので、この話は断ろうと考えています。

これからのこと

近年の円安や物価高の影響、超高齢化社会を迎えるこれからの将来を考えるとどうしても必要になってくるのはお金です。

生きていくためにお金はなければ困りますが、ありすぎても困ることはありません。

現在、年齢の平均手取りくらいしかもらえていない私からすれば、今回の機会は、一生を変える大事な人生におけるターニングポイントです。

今の自分、そしてこれからの将来に必要なことを考えたときにどう選択するのがいいのか。
正解がはないのは十重承知です。

どちらの道を選択したとしても、自分の選択を後悔しないために、日々努力が必要です。

幸いにも社長からは、「急がなくていいからしっかり考えなさい」と言われているので、お言葉に甘えてこれを機にこれからの将来に真剣に向き合って最終的な答えを出そうかなと考えています。

少し長くなりましたが、ここら辺で今回は終わりにします。
いずれどうなったのかを報告できればと思います。

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