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オーストラリアの大学にある授業の種類

どうも!オーストラリアに留学中のうたねです。いざ海外の大学に留学しようと思っても、現地での留学生活って想像しづらくないですか?

そこで今回の記事では、海外の大学で授業を取る際、どんなものがあるのかについてご紹介していきます。

授業形式⒈ Lecture(レクチャー)

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Lectureは、教授が生徒に語りかける形で内容を説明する授業のことです。教授1人に対し生徒数十名〜数百名単位の規模で開講するため、パワーポイントと沢山の椅子を兼ね備えた、コンサートホールのような大きめの教室で行われます。

授業は科目によってバラつきはあるものの、平均週に1〜3回で、各回は1〜2時間です。授業は1人語りのようにスラスラと説明する方もいれば、生徒に質問することで巻き込み型にする方もおり、教授の特徴が出ます(笑)

因みにオーストラリア国立大学では、Lectureの内容は全て録画・録音されているため、授業を飛ばす人も一定数います。私はなるべく欠席しないようにしていますが、このシステムはテスト前の振り返りや、体調不良の時にとても活躍してくれます。

授業形式⒉ Tutorial(チュートリアル)

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Tutorialとは、より学習への理解を深めるための少人数教育のことです。

授業で理解出来なかった部分の質疑応答や事前に出題された問題の答え合わせ、また、授業のテーマを深堀するためのディスカッションが行われます。

Tutorialは教授が行なっている時間帯もありますが、基本的にはTutor(チューター)と呼ばれる、授業で優秀な成績を修めた大学院生が進行を務めます。彼らはあくまでも生徒の理解を助けるためのガイド的存在で、生徒主体で議論が進むこともよくあります。

また、Tutor 1人に対し、およそ10〜20人の生徒で執り行なうため、周りの生徒に埋もれることなく学習することが出来ます。

Tutorialは週に1度、各1〜2時間であることが最も多いですが、言語系の科目に限り、ほとんど毎日、各1時間行われています。また、TutorialはLectureとは異なり、発言の回数や積極性を評価され、成績の一部に反映されることが多いです。そのため、Lectureを飛ばしている人であっても、大半はTutorialには参加します(笑)

少人数で分かりやすい説明があったり、テーマに応じた討論の場が設けられているので、行かないという選択肢はありません。

授業形式⒊ Seminar(セミナー)

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Seminarとは、LectureとTutorialを組み合わせたもので、教授1人に対して30〜50人の生徒で実施されます。要はLectureとTutorialで別に時間を取るのではなく、一気に両方済ませよう!ということだと思います(笑)

そのため、頻度としては週に1度ですが、各3時間行われます。3時間の内訳としては、まず最初の1時間半ほどで教授が授業内容を説明します。その後、残りの時間で前半に学習した内容をもとにディスカッションやアクティビティーが行われることが多いです。

これまでの経験から、マネジメントの科目は基本的にこのSeminarの形を取っています。

授業形式⒋ Lab (ラボ)

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Labとは、IT系の授業で、シミュレーションやパソコンの使い方などを教わる演習のことです。

プログラミングやエクセルを必要とする課題では、Tutorがその使い方を教えてくれます。また、それ以外の数学的な科目では演習問題を解く時間にもなっています。

Lab、Seminarがあるかは履修科目によりますが、LectureとTutorialは大半の科目にある授業構成です。是非違いを踏まえた上で、楽しく留学生活を過ごしましょう!


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