自己催眠のコツ
自分は、催眠療法・マインドフルネス瞑想と出会い、今それを生業にしていますが、この2つには共通点があると思います。
・変性意識状態に深く入ることができるということ
・自分の無意識の中にあるものに気づくこと
・身体の感覚でアプローチするということ
心身一如。心と身体は繋がっているので、心で感じていることは当然身体にも現れます。
心に何か少しでも囚われがあれば、同時に身体のどこかに力みが生じ緊張します。
その力みがありのままの行動を阻み、心にさらに囚われが生じる悪循環を生みます。
マインドフルネス瞑想では、身体の感覚に意識を向ける訓練をすることで、自分の無意識にある心の囚われに気づき、囚われを手放します。身体の感覚に気づくだけで力んでいる部分が緩み、心も緩みます。
マインドフルネス瞑想は、無意識のうちに何かに囚われて意識がここではないどこかにぶっ飛んでいる状態(変性意識状態)に気づいて、イマココに意識を戻す(マインドフル状態)訓練です。(例えば他人の目が気になって仕方ないとか、拒絶されるんじゃないかとか、相手より勝ちたいとかそういった囚われ)
気づきとイマココに戻る力がついてくると、変性意識状態にも深く入れるようになります。深い変性意識状態(深い集中、ゾーン)が途切れると浅い変性意識状態(携帯いじったり、不安に囚われたり)になりますが、それに気づいてまた深く入ることもできるようになります。それが自己催眠のコツでもあります。
一方催眠療法では、変性意識状態の中で、自分の(大抵)ネガティブな感情が身体のどこに存在し、それがどんな形やどんな表情をしているかイメージしてもらい、それと対話します。変性意識状態では、自我と無意識の膜(クリティカルファクター)が薄くなり、自分の無意識にあるものに気づきやすくなります。(それ以上は催眠療法を受けるにあたってのバイアスがかかるので言いません。)
そして、マインドフルネス瞑想に毎日取り組むことで自己催眠に入りやすくなると、催眠療法にもかかりやすくなります。
例えば、「恥ずかしい」「かからないと術者に対して失礼だ」などという考えはすべて「囚われ」です。
「最初恥ずかしいと思っていてなかなか集中できなかったけど、それを捨てたらグーッと入り込んだ。」
それもその人が恥ずかしいという囚われを手放すことで自己催眠にかかったからこそ入り込めたこと。
患者さんが自己催眠にかかりやすくするためにはこちら側のリラックスできる環境、態度を作り出す技術も必要ですし、これは両者の共同作業なのです。なぜなら、人間は無意識で繋がっているから。
何も催眠療法だけではありません。
望んだことではなく心の中で信じていることが現実になります。どれだけ、金持ちになりたいと思っていても、心のどこかで「そんなことは無理だ」と思っていたらそれが囚われになり、そんなことは無理だという現実が創られます。
私たちが望む現実を創り出すためには、自分にどれだけ催眠をかけられるかなのです。
そのためには
・自分が無意識のうちに囚われていることに気づく力
・その囚われを手放し、今ここに意識を戻す力
が大切です。
無意識のうちに囚われていることに敏感になるには、身体の力みやザワザワ感などに敏感にならなければなりません。
うつ病患者さん、ADHD、ASDなど、囚われが強い人は、自分の身体感覚に鈍感です。気づく力が弱いです。ADHDがよく壁や小指に足をぶつけるのは、心が何かに囚われているため、身体の感覚に鈍感だからです。
そして、囚われを手放し今ここに意識を戻すには、五感を身体で感じる習慣をつけることが必要です。私たちは何かに囚われているときは、五感をしっかりはっきり感じていません。携帯を見ながらとか、何か考えながら、話しながら食べているとき、本当にその食感や味を口腔内全体で感じとっているでしょうか。答えは絶対否です。意識がイマココにいないからです。
パニック症などは、身体の感覚に敏感です。そしてその感覚を「〜かもしれない」などに関連付けること(=囚われ)も激しいです。つまり気づく力はあるけど(ありのままには気づいてはいないが)、囚われを手放し今ここに意識を戻す力が弱いです。
身体の感覚を感じること、その訓練をすることがどれだけ大切で、それによって幸せに生きることができるかがなんとなく理解してもらえれば幸いです。
あとは実践を通して、それこそ身体の感覚で掴むことでしか本当に理解できません。
大阪の西本町にて、マインドフルネス瞑想指導に基づいたカウンセリング、インナーチャイルドセラピー、催眠療法を行なっています。自己流マインドフルネス瞑想が本当に正しいかわからない、効果が出ない、人生に行き詰まっている、催眠療法を受けてみたいなどの方はこちらまで↓
悩みの9割以上は人間関係と言われていますが、
・壊滅的だった人間関係がかなり良くなった
・恋愛で復縁できた
・会社で怖がられる事がなくなった
・自己肯定感が低く恋愛でいつも失敗していたが彼氏と良いコミュニケーションが取れるようになった
・会社で上司が変わるたびに嫌われるという同じパターンがなくなった
・パニック発作が全く起こらなくなった
・親との関係性がかなり良くなった
との声をいただいています。
アダルトチルドレン、HSP(と言われるもの)、ASD、ADHD、発達性トラウマ障害などが得意です。もちろん、恋愛相談も。(親子関係の再現であり人間関係の縮図なので)