反芻思考に乗っ取られない方法

真理はいつも逆。うまくいかないときは、逆のことをしているかもしれません。

例)
・やる気が出ないから行動できない
→行動したらやる気が出る
・焦っている時ほどゆっくり対処する。
・嫌われなくない・舐められたくないと思って行動したら、結果的に嫌われる・舐められる。
・幸せなことがあったから幸せな感情になった
→幸せな感情だから幸せなことがやってくる

・頭が身体に指令を出して行動する
身体が無意識に動いて脳が認識する

最後の脳と身体の順番について、思ったことを書きます。

例えば、「焦らないようにしよう」と頭で考えても、焦らないようにしようということに囚われているし、「焦らないようにしようと思っている」ということは自分が焦っていることを自分に刷り込むのでもっと焦ります

勝手に頭に湧き出る。それが自動思考の厄介なところ。

マインドフルネスのレッスン時も、同じです。
どれだけ理論を伝えても、クライアントさんには頭で理解してもらうだけです。

自転車の漕ぎ方を完璧に口頭で伝えても、実際には乗れません。身体で練習するしか上達する方法はありません。
幼少期の頃はよく目を瞑って両手手放ししながら自転車に乗っていました。
ペダルを足で押している力の感覚を感じながら乗るとうまく進めますが、そうではない時は「ぶつかるかも」という不安(頭)がわいた瞬間よろけます

マインドフルネスの理論を頑張って一緒に勉強してくださっている、あるクライアントさんの相談です。

焦った時に自分が焦っていることに気づきはするけど、「焦らないでおこう」とすると余計に焦ってミスをするのがなかなか改善せず悩んでいます。

3通りでドアを開けてもらいました。

① 焦りながらドアを開ける。
② 焦っているから「焦らないようにしよう」と頭で思いながらドアを開ける。
③ 焦っているから「焦らないようにしよう」と頭で思っていながらも、ドアに触れた時の手の感覚やドアノブに入れている力の感覚をゆっくり連続的に感じながらドアを開ける

感想を言ってもらいました。
「③の時だけ焦りが消えた」とのこと。
身体の感覚を感じているから、調和が取れ、丁寧な行動が自ずと出来、ミスも少なくなりそうです。

このことから言えるのは、
頭で囚われを振り払おう、手放そうとしても無理。
身体感覚を感じようとするだけで囚われは勝手に手放せる
ということです。

同様に、その辺にあったティッシュの箱を私に投げてもらいました。

① 早く投げなきゃ私に怒られると思って投げる。
② 早く投げなきゃ私に怒られるけど、「出来るだけ焦らないようにしよう」と頭で思いながら投げる。
③ 早く投げなきゃ私に怒られると思っているけど、「出来るだけ焦らないようにしよう」と思っていながらも、投げる時の腕に入れている力の感覚を感じながら投げる

③をした時だけ、私が構えていた手の位置に寸分の違いなくすっぽりハマりました
「やっと腑に落ちました。」と感動していました。


これが、身体の感覚を感じると、丁寧な行動ができるし、何事においても調和が取れるということです。

以前、患者さんに足りない力として、

①気づく力
②囚われを手放す力
③身体の感覚を感じる力

を挙げました。

②頭で囚われを手放そうとすることで、③身体の感覚を感じることが出来る
(頭→身体)のではなく、
③身体の感覚を感じてたら、②勝手に囚われが手放されている。
(身体→頭)の順番です。

身体の感覚を感じたら雑念が消えると言うことをみんな本当は潜在意識で知っているけど、囚われを手放すことは、エゴを手放すことでもあるから、勇気がなかなか出ないんじゃないかなと思います。(潜在意識は全て知っているから。)

でも、これも理論でしかないので、実際に身体を使ってやってみるしかメリットはわからないと思います。先述したクライアントさんと同じように。

人間はどんなこともメリットを実感できないとやらないものなので(例:人の顔色を伺うのをやめたいのに続けているのは、そのデメリットよりも何かメリットを感じているからやっています。)やるしかないです。勇気を持って行動しないと何も始まりません。

そして、このnoteとかYoutubeとか本とか見て独学でやろうとしても無理です。私がやっと腑に落ちたのは適切な指導者に指導してもらいながらも1年はかかりました。


大阪中央区西本町にて、マインドフルネス瞑想指導に基づいたカウンセリング、インナーチャイルドセラピー、催眠療法を行なっています。
自己流マインドフルネス瞑想が本当に正しいかわからない、効果が出ない、人生に行き詰まっている、催眠療法を受けてみたいなどの方はこちらまで↓



悩みの9割以上は人間関係と言われていますが、
・壊滅的だった人間関係がかなり良くなった
・恋愛で復縁できた
・会社で怖がられる事がなくなった
・自己肯定感が低く恋愛でいつも失敗していたが彼氏と良いコミュニケーションが取れるようになった
・会社で上司が変わるたびに嫌われるという同じパターンがなくなった
・パニック発作が全く起こらなくなった
・親との関係性がかなり良くなった

との声をいただいています。

アダルトチルドレン、HSP(と言われるもの)、ASD、ADHD、発達性トラウマ障害、もちろん恋愛相談も得意中の得意です。



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