身体障害者手帳

　半身不随になって身体障害者手帳の交付を受けた。
　この手帳、はっきり言ってオトク意外の何者でもない。都営の交通機関は無料だし、JRをはじめ鉄道もある程度の距離以上は運賃半額だし、国営の施設もほとんどが無料若しくは減額で入場できる。
　だからこの体になって都内に出向く時は先ず都営バス、地下鉄で行けるか確かめるようになった。出来るだけラッシュ時は避けるようにしているが。
　以前書いたが、発病後車に酔うようになった。だからか昔より窓の外の景色を見るようになった様に思う。それで思うのは東京ってアップダウンが激しいってこと。下向いてスマホいじってるだけじゃ感じられなかったことかな？
　で、ただなのをいいことに、上野の美術館にゴッホのひまわりが来てるということで見に行ったりもした。感想は、ふーん、ていう程度だった。他にもいろいろな絵画が展示されていたが上手だねといった感想しか出なかった。
　上野には美術館だけで無く博物館もありそちらでは日本の美術の変遷を展示していた。こちらで見た埴輪や浮世絵には凄い、素晴らしいという思いが湧き上がってきた。ゴッホのひまわりを見てもそんな気持ちにはならなかった。
　こんなふうに上野公園は、たまに電動車椅子でうろついている。これも身体障害者手帳を持っているからなのかな？