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藤本タツキ「ルックバック」をネタバレなしで薦めるね

藤本タツキ作品に、なぜこんなに引き込まれるのか。
ファイアパンチ、チェーンソーマン、読切掲載だったルックバックも何とも言えない魅力がある。上映時間58分のこの映画で、全身にそれをぶっかけられた感覚がある。びっしょびしょである。

まず、キャラクターの言葉や言動にリアリティが溢れていて、ほんとかわいい。女の子のかわいさというより、人間のかわいさ。努力、成長、喜び、醜さ、悲しみ…冒頭から最後まで僕の心が動かされてしまう台詞やエピソードのオンパレードでした。
ストーリーというか、展開も神がかっているとしか言えない。過去とか、未来とか、それ以外とか、いろいろなものを行き来して進んでいくこの物語とキャラクターの融合が最高すぎて、朝の8時台から涙しっぱなしな訳ですよ。

自分の中にある消化できなかったものを、無理やり消化する為にできた作品です。

藤本タツキ

いろんな感情が作品の中にごそっと入っていて、それが見事に表現されている感じがした。こんな作品を作り上げてしまう感性や技術は本当にすごいと思う。漫画でも映画でも建物でも野菜でもそうだけど、誰かが魂込めて作ったものって素晴らしいよな。知り合いの農家の人に貰ったズッキーニ、マジで光ってたもんな。ミドリビカリしてた。

ルックバックは振り返るって意味。最近の映画で心が震えたものを振り返ってみる。スラムダンク、ブルージャイアント、ルックバック。日本アニメ映画、最高やんけ!!

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