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新たな命と幼稚園の遠足

出産と親子遠足の重なり


娘の出産予定日が近づく中、ちょうど幼稚園の親子遠足の日と重なりそうなタイミングでした。
遠足の前日の夜中、静まり返った家の中で突然、娘が陣痛を感じ始めました。緊張と興奮が入り混じる中、娘とその夫は慌てて病院へ向かう準備を始めました。夜の静けさを切り裂くようにして、二人は急いで家を出て行きました。

孫たちのために

一方、私はその場に残され、ふと孫たちの顔が思い浮かびました。
遠足の日を楽しみにしていたあの無邪気な笑顔を思い出すと、何としてもその期待に応えたいという気持ちが湧いてきました。
急な出来事に戸惑いながらも、私は孫たちのために親子遠足に参加することを決意しました。


早朝の準備

早朝、まだ薄暗いキッチンで、お弁当の準備を始めました。
娘に「子供たちが喜ぶお弁当は何?」と聞きながら、心を込めてキャラクターの飾り切りや好きなおかずを詰め込みました。
ふたりの孫をひとりで連れて行くのは大変そうだったため、娘の夫の母にも協力をお願いし、ふたりのばばがタッグを組んで遠足に参加することになりました。


楽しい遠足の日

朝日が昇り始め、快晴の青空が広がる中、私たちは集合場所である動物園と遊園地が一体となった公園に向かいました。
孫たちは大喜びで動物を見たり、遊園地のアトラクションに目を輝かせていました。その笑顔を見るたびに、私は心が温かくなるのを感じました。


心温まるひととき

昼食の時間には、木陰でお弁当を広げ、孫たちと一緒に楽しいひとときを過ごしました。
笑顔と楽しそうな声が響き渡り、幸せな時間が流れました。このような素敵な時間を過ごすことができたのも、1ヶ月の休暇のおかげです。


出産の喜び

そして、遠足の朝方、娘は無事に出産を終えました。
その知らせを聞いた瞬間、喜びは倍増しました。
娘の新しい命の誕生と孫たちとの楽しい一日が重なり、この日は特別な思い出として心に深く刻まれることになりました。


新しい挑戦への思い

新しい命の誕生と、孫たちとの特別な時間を過ごすことができたことに感謝しながら、私もまた新しい挑戦に向けて思いを巡らせました。

フリーランス看護師として働くことで、家族との時間を大切にしながら、自分のペースで働ける自由と柔軟性を手に入れたいと考えています。
この経験が、私にとっても新しい一歩を踏み出す勇気を与えてくれました。
家族との絆を深めながら、自分自身の夢に向かって進んでいきたいと思います。

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