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Vol.11 CHANEL

全世界女性の憧れ

創業者 Gabrielle Bonheur Chanel

https://www.chanel.com/jp/about-chanel/the-founder/

CHANEL

創業者は”Gabrielle Bonheur Chanel=ガブリエル・ボヌール・シャネル”
1909年 フランスのパリに創業し113年の歴史を誇ります
世界に名を轟かせるブランドの多くの
創業者は貴族階級の生まれが多い中で
シャネルは孤児院で育つという
恵まれない環境でありながら
一代で世界的なブランドへと成長させた人です

元は女性用の帽子店として開業
翌年に”シャネル・モード”という帽子専門店を開店
1913年には第一号となるブティックを開店し、
初めてジャージ素材を女性服に用いた事で注目を浴びます
1915年には”メゾン・ド・クチュール”をオープンさせ
オートクチュールデザイナーとして本格的に活動します
翌年1916年には初めてのオートクチュールコレクションを発表
安価で着心地も良く無駄の無いジャージ素材を
取り入れたドレスが話題となりました
1921年にはあの有名なシャネル初の香水”N°5”を発売
修道院併設の孤児院時代から身の回りは数字の5で溢れており
シャネルは5という数字に神秘的なものを感じていたそうです
エルネスト・ボーという調香師に香水の開発を依頼した際
試作品のガラスの小瓶が1~5、20~24の
番号を振られシャネルに提供すると
シャネルは5番目の小瓶にある資料組成を選択し
『ドレスコレクションは5番目の月である5月5日に発表する。
この5番目のサンプルの名前は運が良い名前だからそのまま使う』

と語っていたそうです
1954年にマリリン・モンローがインタビュアーに
何を身に着けて眠るのか尋ねられた際に
“シャネルN°5を5滴”という答えは名言としてだけでなく
この香水の人気の高さを物語るエピソードで有名です

女性を解放したファッション

当時では珍しいパンツスタイルとセーラーシャツにショートヘア

https://www.chanel.com/jp/about-chanel/the-founder/

CHANEL

ファッション史に大きな影響を与えた人物の1人
婦人服へのジャージ生地の導入や、
それまで喪服として扱われていた黒一色のドレスを、
LBDと呼ばれる”リトル・ブラック・ドレス”
という概念を生み出し普及させ
当時はタブー視されていた女性のパンツスタイルや
屋外で着用出来るパジャマルックを提案し
世の女性に高く支持されるようになります
タイトなシルエット、高く強調されたウエストライン、
足首まで伸びる長いスカートなどの装飾過剰な洋服は
当時の女性達にとって窮屈なものでしたが、
その窮屈さから世の女性を解き放つという功績を齎します
男性優位の社会で形式ばった窮屈な服を纏わず
女性用にはなかったショルダーバッグを持ち
より自由で開放的なファッションが
当時の女性達を虜にしました

ココ・マーク誕生秘話

シャネルのロゴマークである
通称”ココ・マーク”には
誕生秘話として語られている話が2つあります

一つは、名前のイニシャルである
Cの文字が書かれた紙を2枚持っていたところ、
紙を落としてしまい2枚のうち1枚が
偶然にも翻りCが反転
裏面から見えて反転しているCと
表から見えるCを重ねたところ
非常にユニークな形状になり
そこから使われ始めたそうです

もう一つは、香水の試作のため
南フランスのワイナリーに訪れた時のこと
ワイナリーは古城を改築した建物で
その壁面にココ・マークと
似た形状のマークが記されてあり
それをシャネルが気に入り城主の許可を得て
ロゴとして採用したという話もあります

まとめ

今でこそファッションは自由であり
誰が何を身に着けても良いという時代ですが
100年前は決してそれは当たり前ではありませんでした
そんな時代に機能性や革新的な発想で自由を見出し
ファッション史を前進させた先駆者であるシャネル
現代でも女性人気はNo.1だと思います
歴史を知らずともシャネルのアイテムには
女性を虜にするエッセンスが備わっており
世の女性達は自然と感じ取っているのかもしれません
ファッションブランドとしての歴史以外も
映画化されるなど注目をされているので
調べてみると面白い過去を知る事が出来ると思います

次回は、クチュールメゾンのトップに君臨する
フランスの名門ブランドを紹介します

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