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ママっぽいってなんだ?

「ママに見えない!」

これは私がよく言われる言葉だ。

もちろん、褒め言葉。ママに見えないくらい綺麗だね。って意味。でも言われるたびに考えてしまう。「じゃあ、あなたの思うママっぽい人ってどんな人?」

いつもすっぴんで、自分の服は適当で、髪の毛がボサボサ?カラーに行く時間がないから黒髪で、ネイルなんてもちろんしていない。そんなイメージがママっぽいに当たるなら、確かに私は対極的な存在であろう。

でもそれは、たまたま私がメイクや美容院が好きで、旦那が嫌がらずに子供を見ていてくれるってだけだ。だから別に私にとっていつもメイクして、好きな服を着て、髪の毛を染めて、ネイルをすることは当たり前なだけ。

そして一人一人その当たり前は違う。

ご飯は絶対に手作りの品を3品出すのが当たり前!ってママもいれば、子供のために一生懸命働いて、休みの日には目一杯公園で遊んであげるのは当たり前!ってママもいる。ママだけど好きなアーティストのライブには行って当たり前!ってママもいるだろう。

どんなママも素敵だなと思う。私はご飯を作るのが苦手で、子供の晩御飯をおにぎりと唐揚げとか、レトルトカレーで済ませてしまう日も少なくない。公園で思いっきり遊ぶのも苦手で(どんなふうに遊んだらいいのかわからない)あまり公園に連れて行くこともない(保育園で平日はたくさん遊んでいるしね)美容以外に特段趣味もないので、何か1つでも好きでたまらない趣味がある人が羨ましく思う。

何が言いたいかと言うと、みんな素敵なママだし、人だ。なのにママという存在が世間一般では疲れていて自分のことが後回しになっている人。となっていることが悲しいし、嫌なのだ。みんなそれぞれ、大好きな子供のお世話に翻弄されて、自分のことは確かに後回しになる。それは仕方ない。でも、それでもみんな一生懸命頑張っているし、そんな日々を多かれ少なかれ愛おしく思っているはずだ(もちろん途方にくれる日も数えきれない)

だからどうか、世間のママのイメージが、もっともっとポジティブなものになってほしいなと願って止まない。目に見えるものだけが全てじゃない。一人一人、素敵なママなのだ。

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