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「疲れているときは本音が出る」らしいので本音を聞くために代表にボロボロに疲れてもらう

スタートアップについて語るサポーターのインタビューを読んでいると、こんな言葉がよく出てきます。


しかし、こういうインタビューを見てこう思ったことはありませんか?


インタビューを読んでいると「こんなにかっこいい人が本当にいるのか?」と疑いたくなることもしばしば。

「こんなこと本当に思ってるのかな?」と疑いたくなる人も多いでしょう。

というわけで、今回はインタビューでかっこいい意見だけでなくちゃんと本音を引き出すために、これを実践することにしました。

「疲れているときは本音が出る」というのは、いにしえから伝わりし格言。

この言葉をもとに、まずはハードに疲れてもらい、その後にすごい勢いでインタビューをすればきっと本音が聞けるはずです。


今回、インタビューで本音を話してもらえることになったえらい人はこちら。


佐々木さんには事前に「なにをしてボロボロに疲れたいですか?」とヒアリング。

返ってきた答えは趣味のトライアスロンでした。

トライアスロンは「水泳 → 自転車 → マラソン」 の3つを4時間ぐらいかけてクリアするスポーツです。

が、4時間もやっていると本音どころか何も喋れなくなってしまうため、「デュアスロン」というトライアスロンの簡単バージョンをさらにアレンジ。

スポーツの間に短いインタビューを入れる形式で進めることにしました。


段取りが決まったところで、早速トライアスロン付きインタビューを始めていきます!




まずは佐々木さんと待ち合わせ。「自転車を持ってきてほしい」と伝えておいたら…

かなり本気の格好で来てくれました。


服装もフル装備
で来てくれました。本気で今回のインタビューに挑んでくれていることが伝わります。

場所は、トライアスロンにぴったりの静かなランニングコースをチョイス。


普段インタビューをするときは、事前に「こういうことを当日聞きたいです」という質問リストを送ります。

が、それだと本音を聞き出せないので、今回は本当に事前に送らず、ぶっつけ本番でいくことにしました。

「あの…本当に質問をなにも見ていないのですが…?」と不安がる佐々木さん。
本音で答えてもらえれば大丈夫です!

それでは早速、1回目のインタビューがスタート!

勢いよくダッシュ!!!

「本当にボロボロになるまで走って欲しいです」と伝えたら、思いがけない速さでダッシュしてくれました。

横向きからもどうぞ。

やっとゴールした佐々木さんに、そのまま突撃インタビューを実施します。

「佐々木さん!インタビューお願いします!!!」
「投資するときに気をつけてることってなんですか?!」
「と…とうしね…
とう…ゼェ…し……ゼェ…

あまりにも疲れ切ると、本音を通り越して無言になってしまうようです。

あの…ゼェ…投資する…ゼェ…
ゼェ…ポイントは…

ランニング後の勢いに任せて、交通安全のキャッチコピーのようなセリフが飛び出しました。

こういう標語にしたくなりますね。


走ったばかりなので、なぜかお互いに「早くインタビューしないといけない」というタイムアタック要素が生まれ、すごいスピードで1回目のインタビューが終了しました。

インタビューは2分で終了。こんなスピードでインタビューが終わったことないです。




続いては自転車。さっきのランの疲れが取れないように、できるだけ休憩をせずに自転車で走ってもらうことになりました。

全速力でお願いします!!

だんだん顔が死んでいく佐々木さんに、そのままインタビューをしていきます。

「いままでの支援で失敗したと思ったものを教えてください!!」

「これは少し答えにくい質問だったかな?」と思ったものの…

ボロボロながらもなぜか「完全にひらめいた!」という顔の佐々木さん
「いままでの支援で失敗したと思ったのは…
検証とかなにもせずにそのままサービス出しちゃったことですね!!!」


どさくさに紛れて、わりと 本当に失敗したタイプの例 を教えてくれました。

やっぱり、疲れていると本音が飛び出すのかもしれません。



最後はもう一度ランにチャレンジ。これも自転車の疲れが取れないうちに、とにかく急いでダッシュをしてもらいます。

全力でダッシュをして…


「佐々木さん!完走おめでとうございます!!
あと、投資したくない起業家ってどんな人ですか?!」
ゼェ…えーっと……
人のせいにする…「他責」の起業家ゼェ…ですかね…ゼェ…?


なにかあったときに自分ではなく他の人のせいにする「他責の起業家」は難しいという佐々木さん。

そんな佐々木さんに、最後の質問をぶつけてみます。

「最後に、ガイアックスのいいところを教えて下さい!」
「えっと…ガイアックスね…ゼェ…いいところ…
まぁガイアックスは「他責」で働けるからね〜!
「あっ!!!」
「ちが〜〜〜〜〜う!!!」

最後に、本音なのかミスなのかわからない発言を残してくれた佐々木さん。

崩れ落ちながら「俺、自責って言おうとしたんだよ!ガイアックスは自責の人ばっかりなんだよ!」と熱く訂正する佐々木さん

ボロボロになっていると「本音というよりはミスが多くなる」ということがわかりました。

ボロボロのまま帰っていく佐々木さん。ご協力いただき本当にありがとうございました!!!


本音を引き出すためには、やっぱりトライアスロンより対話が大事

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文・画像:まいしろ(Twitternote

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