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【2022年】7月に出会った本/映画/場所

リモート業務メインの日々ですが、
1カ月に1度会社のメンバーと待ち合わせして喫茶店でモーニングを食べてからオフィスに出勤しています。7月は仲見世通りにある喫茶店に行きました。

7月に出会ったものたちを感想とともにご紹介します。

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『マークの本』佐藤 卓

佐藤卓さんが制作したシンボルマークやロゴの「こう考えたからこうした」を知れる本。見開きページにひとつずつ計120ほど収録されている。あれもこれも佐藤卓さん。

『僕らはSNSでモノを買う』飯髙 悠太

SNSに疎いので、他社の新人研修課題図書になっていた本書を購入。(少し前の本だが)読みやすく、入門書として良かった気がする。

『デジタル時代の基礎知識 SNSマーケティング第2版』林 雅之/本門功一郎

「デジタル時代の基礎知識」シリーズは他のものも持っているので、SNSマーケティングの第2版を購入。ひととおり目は通したので、適宜参考にしていければ。

『赤と青とエスキース』青山 美智子

「エスキース」とは本番の絵を描く前段階に絵のイメージを描いたもののこと(下描きとは違うらしい)。メルボルンの若手画家が日本人女性を描いた1枚のエスキースが、各章の登場人物たちに影響を与えて、それぞれの物語をつないでいく。二度読みしたくなる構成。2022年本屋大賞の第2位。

『正欲』朝井 リョウ

「自分に正直に生きよう。そう言えるのは、本当の自分を明かしたところで、排除されない人たちだけだ」(本文より)
読書家の友人たちが最近読んで良かった本にこぞって挙げていた本。「多様性」という言葉に対してアグレッシブに切り込んでいてひりひりするが、そのワードを聞くたびに感じていた奇妙な“不快感”の理由が少しみえた気がする。想像力の浅さ、無垢な故の邪悪。今読んで良かった。

『medium 霊媒探偵城塚翡翠』相沢 沙呼

数年前に読書会で貰った本。当時からこの本を読んだ周りの感想が「翡翠ちゃんかわいい」一択で、あれ皆、語彙力どこいったの?と思っていたけれど、実際読むと、、なるほど。翡翠ちゃんかわいい。(多分なにか書こうとするとどれもネタバレになってしまうので、このワードが適切なのだと思う。笑)

『いつも彼らはどこかに』小川 洋子

短編集。何かを失くして生きる人を中心に、全編どこかしらで“動物”(彼ら)の存在を感じさせる8つの物語。「帯同馬」「ビーバーの小枝」が特に好き。小川作品にバッハの『ゴルトベルク変奏曲』がしっくりくるとわかって以来、読むときは流している。幸せ。

『遠慮深いうたた寝』小川 洋子

神戸新聞の連載エッセイを中心に、約10年間に発表されたエッセイを厳選して収録した本。日常の中のささいなことから想像が広がるユニークな話もあれば、どこまでが現実か想像かわからなくなるような話も。著者の日常を小説と同じように心地よく読んだ。表紙の装画(陶板)は上出惠悟さんの作品。

漫画

『緑の歌 -収集群風−』(上下巻)高 妍

帯に惹かれて購入した台湾の漫画家さんの本。
台湾で暮らす少女が高校生から大学生になっていく中で、日本の音楽や小説に影響されながら成長していく。あの頃、あの瞬間、を描いていて、繊細で素敵で切ない。はっぴぃえんど「風をあつめて」、村上春樹「ノルウェイの森」「海辺のカフカ」、ネバヤン、ゆら帝、細野晴臣、岡本京子…etcというキーワードにひっかかる人は合いそう。

『Rooms』海島千本イラスト+コミック集

個性溢れる部屋とそこに暮らす女の子のイラスト、そして日常を描いた短いコミック。本屋で見かけたときにテーマ(部屋と暮らす女の子)がいいな、と惹かれた。リモートワーク中心になってから、「部屋」が単に背景や地面ではなく、もっと自分と溶け合っている感覚があるからかもしれない。描かれている部屋も女の子も良いが、一緒に暮らす犬や猫もかわいくて好き。

映画

『ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから』 監督アリス・ウー

2020年 アメリカ

Netflixで鑑賞。アメリカの郊外の田舎町を舞台に、頭脳明晰だが内向的で周囲とは馴染めない中国系移民の女子高生が主人公。同級生の宿題を代筆することで小遣いを稼いでいた彼女が、「ラブレターの代筆」を脳筋男子に頼まれる。しかしその相手が自分も密かに想いを寄せている女の子で…という三角関係がストーリーの軸。今の青春映画という感じで、清々しくて良かった。3人ともいい。

『The Witch/魔女』 監督パク・フンジョン

2018年 韓国

Netflixで鑑賞。実験施設から逃げ出した女の子が酪農家の夫婦に助けられ、記憶喪失のまま成長するが、ある出来事をきっかけに施設から追われるようになる…という流れのサイキックアクション映画。
最初は「これは韓国版のストレンジャー・シングスか??」と思ったけど、“韓国ノワール”ごりごりでした。

場所

銀座ブラジル 浅草店 (台東区)

東京都台東区浅草1−28−2  2階
営業時間 9:00~15:30  定休日水曜日
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

銀座ブラジル 浅草支店 食べログ

浅草の新仲見世通りにある「銀座ブラジル 浅草店」。 ここは、1943年銀座にオープンの『銀座ブラジル』の2号店(銀座本店は既に閉店)で1963年にできたとのこと。9時半に雷門で待ち合わせて、朝ごはんを食べに行った。

元祖ロースカツサンドとミックスサンド(卵・野菜・コンビーフ)、チキンバスケットとアイスコーヒーを注文。朝から食べるにはすごい量だけど、
おいしそうだったので、どうしても全部食べたかった。

チキンバスケットの下にもパンがある
元祖ロースカツサンド。相当おいしい。

お店の方も言わずも汲んでくれて、注文時に「ミックスサンドはここで食べ終わってね。ロースカツサンドは食べきれなかっら包んで帰っていいよ〜」と言ってくれ、アルミホイルをくれました。(おいしすぎてほぼ食べきったけど。笑) 
ママさんも明るく、飴色の店内も素敵。朝の喫茶店いいなぁとしみじみ。次に行くときは、モーニングセットを食べてみたい。


以上、7月に出会ったものたちでした。

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