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#21 恋文②

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貴方との初デート以降、どうにかしてでも貴方と会いたかった。
寝ても醒めてもあなたの笑顔が頭の中にいました。

それでも、上手い口実が見つからないまま数日がたったある日、大学の東門から出て、スーパーへ向かう途中で彼女を見つけました。

どうにかしてでも会いたかった自分は、スーパーに行く用事をやめ、彼女が来るのを待ち伏せしました。

「あっ、奇遇じゃね!お疲れ様!」

奇遇でも何でもない。こういう時には平気で人間は嘘がつける生き物なのです。

「お疲れ様! ○○くんも今から帰るん?」
「ちょうどさっき終わったところ。良かったら一緒に帰ろう」
「うん!」


この日は、今でも覚えています。

貴方と付き合い、数ヶ月した後、この日のことを彼女に打ち明けましたね。

偶然じゃなかったんじゃ笑
でも、○○っぽいね笑
将来子供が出来たらこの事を子供に言わんといけんね!

このように言ってたね。

「止めろよ!」と言いながらも、心の中では非常に嬉しかったです。

この辺りから、僕への呼び方も変わった気がします。

苗字から名前へ。

でもこの時はまだ「くん」がついてたね。


この時期から僕は貴方へ告白しようと決断しました。


Date:2017/12/某日


続く。

#エッセイ #日記 #恋文

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