財務目標から逆算だけでは計画は難しい~計画の立て方について~
こんにちは。SSKC会計Gの岩田です。
最近は雨が多いですね(暑い日も増えていますが…)。我が家では柴犬を飼っているため、雨だと散歩が難しく悩ましいです。
二十四節気だと今は「穀雨」です。穀雨とは百穀を潤す雨のことらしく、この雨のおかげでお米が食べられるんだと思うと、悩んでないで感謝した方がいいですね🙏
財務目標から逆算するだけでは計画は難しい
ところで、皆さんは計画を立てる時はどのような手順で立てていますか?
計画といっても様々なものがありますが、ビジネスであれば事業計画や今後の戦略を立てたり、プライベートでもどんな人生を送りたいのか夢を描いて計画を立てたりしますよね。
SSKCでは経営者や管理職だけではなく、各社員が部署内の売上目標を達成するためにはどうすればいいかを考えます。そして漏れなく私も考える訳ですが、最近思うのは「売上目標から逆算して計画を立てるだけでは難しい」ということ。
どういうことかと言いますと、売上という財務目標だけを見ていると直近の仕事をどうやって増やすかという視点から抜け出せなくなり、仕事の発展が見込めなくなる可能性があるということです。
この発展性がないと直近の1年単位の売上ならまだしも、5年10年単位の売上目標には到底到達できません。常に業界や市場は変化していくため、それに対応するには発展性は必要です。
では、発展性はどう創っていけばよいのでしょうか?
夢を描こう
これは私個人の考えですが、売上目標は一旦脇に置いておいて、
・自分たちはこの会社で何をしていきたいんだろうか?
・どういう仕事が出来れば楽しいだろうか?
・何をしたら皆が楽しんでくれるんだろう?
という視点で考えてみるのが良いのではないかと思います。
実際にトライしてみると、財務目標を一旦脇に置いた方が色んなアイデアが出て来ます。枠が無いからかもしれないですね。
こんな話を書いているうちに、下記の記事を思い出しました。
これまでは安全性の確保が大切で、なおのこと財務目標やそれの達成のために出来ることを考えるべきだったのではないかと思うのですが、その空気が変わり始めているように思います。記事内やリンク先で紹介されている経営者の方々の夢を拝見していると勇気をもらえます🙏
基本的に仕事が週5日の8時間の会社が多いのではないかと思いますが、通勤時間や残業などを含めたら、1週間のうち大半を仕事に時間を割いていることになります。その時間を生活のためだけではなく、夢を叶えるための時間にもしていきたいものです。
夢から計画へ落とし込むには
とはいっても夢のままでは叶わないですし、ビジネスとして利害関係者への説明も必要になります。投資家の方々へはもちろん、社内に協力を仰ぐときにもどうしたら叶うのかを伝えた方が支援しやすくなりますよね。
夢をどう計画に落とし込むかは試行錯誤中ですが、現時点では下記のことを意識しています。
①遠い未来(10年、5年、3年後…)のことは夢主体で目標を立てる
②夢を具体的な数値目標に変換する
③夢が創り出す経済的価値を予想する
④直近(1年以内)のことは具体的に出来るタスクの実施を計画する
②はその数値目標が叶ったら夢も叶った状態と言えそう、というものを考えます。
③は経験値が必要になってくる部分だと思いますが、②が生み出す経済効果を過去の経験から予想します。これは経営者の方や営業の方など、実際にお金の動きに触れている方が得意とされる部分ではないかと思います。
④は現状出来るタスクの洗い出しですね。「資格の勉強をする」など具体的なタスクを挙げて、目の前のことをこなしていくという形になります。
この計画の部分では②と③の連携が難しいところですが、今後は必要とされてくるスキルだと思いますので、試行錯誤しながらトライしていきたいですね。
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