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潮目

身に起こることは
自然のなかの現象にも置き換えられて
そういう言葉もたくさんあって
それに沿って掘り下げると
ふと腑に落ちることがある。

「潮目」という言葉も好きな表現。

ここのところ
愛用していた土鍋が
火にかけている最中に割れたり
お気に入りのマグカップが
お湯を注いだ瞬間に割れたり
ということが続きました。

ああいうときの心へのショックは
なかなかに大きくて。
普段届かないところに衝撃が走ります。

これって、「潮目」なんじゃないかなって。
いままでとは異なる流れに接したんじゃないかなって。

よく言いますよね。
物がこわれたり、何かをなくしたり(紛失)するときは
変化の兆しだと。

「次」への入り口なんだろうな。

少しの不安というのか、怖さというのか
そんな気持ちもあるけれど
何が待っているのかと
期待する気持ちも同じくらいある。

こういうのは
何の根拠もなく、ただただ経験がそうさせる。
実感。

でも
壊れたものや、なくしたものへは
切ない気持ちがのこりますね。

ところで
この記事の扉の写真は
数年前に企画用に描いた絵です。

『 私たちの旅のはじまりについて 』

はじまりはいつも突然ですよね。
あなたの、私の、はじまりに
幸あれ。



シラハタショウコ



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