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人生を彩るって?

ふと、人生を彩りたいと思った。

おいしいものを食べて、旅行に行って、好きな友達に会って、娯楽のために本を読んで、映画を見る。または、毎日早起きして余裕のある朝時間を過ごし、運動をして汗を流して、ゆったりお風呂に浸かる。曰く、人生を彩りそうな行動の一部ではあるが、そんなことをしてみても人生が彩られていると感じないまま1年が過ぎた。

人は日々、何らかの「人生を彩る」ための行動をしているが、なぜ、それでも人生に彩りがないと思ってしまう人が一定数いるのだろう。

そもそも、人生を彩るってどういうこと?

まっすぐ続く平坦な人生という道に緑や花を植えて飾り、あえて石を敷いてデコボコ道にし、通行止めの看板を掲げて横道を作ることを言うのだろうか。そうして何だかアトラクション性がありつつも、鮮やかな自然に囲まれた道になれば、確かになんとなく、人生が彩られているなと思える気がする。

つまり、人生が彩られていないと感じるということは、好きでもない花を無造作に植えてしまったり、登れないほどの急な坂道を作ったりすることなのだろう。ただ、人生が彩るためと何でもかんでも手を付けてはだめで、自分に合ったもので道を作ることを「人生を彩る」と言うのだ。
だから、よくある「人生を彩る○○の方法」という提案も、自分には何が合っていて、取り入れるか取り入れないかを考えることが大切なのだろうなぁ…。

現在の私の道は、あまり上手に彩られていない。苦手な花も生えているし、好きな飾りは遠くよく分からないところにあったりする。
何が自分にとって必要で必要でないかが分からない。まずは、自分の人生に必要のない要素を取っ払って、好きな花を植えるスペースを作りたいが、それって結構難しいことなのだ。


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