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微生物たちが働けるように、準備が大切。EM活性液の仕込み

サンシャイン・ファームでは、毎日微生物たちに活躍してもらっているわけなんですが、どんな感じで働いてもらっているかというと。。

米ぬかを発酵させてボカシを作ったり、畑に入って土の状態や環境をよくしたり、作物に噴霧されて野菜を元気にしたり、鶏のエサを発酵させたり、飲み水に混ざって鶏に飲まれたり、鶏舎に散布されて匂いを消したり、鶏糞を発酵させて堆肥化したり。。。などなど、たくさんの場面で活躍しているのです。


僕たちが微生物(EM)を使うとき、実際には「活性液」と呼ばれる液体を米ぬかに混ぜたり、薄めて散布したり、鶏舎の床にまいたりしている。

活性液というのは文字通り、微生物が活性化している液体で、種菌(EM-1)をもとにして農場で製造しています。


作り方は簡単で、製造する全体量に対して、それぞれ5%ずつの種菌と糖蜜を入れて、残りは水で満たすだけ。

その後、温度を25℃以上にキープ(沖縄では常温で大丈夫。→と、思っていたんですが、涼しくなり出したら、ヒーターを入れたほうが安心とのこと。液温を確認して、より良い状態を!)して約1週間。糖蜜をエネルギー源にして種菌内の乳酸菌、酵母、光合成細菌が増えて動きも活発になり、EM活性液として使用できるようになります。


ここで大事なポイントは!

活性液を仕込む容器(サンシャイン・ファームでは500ℓタンク)をキレイな状態で使用すること。容器に雑菌がいると、増えて欲しくない菌まで活性化してしまって、活性液の品質が落ちてしまいます。

そうすると、効果も下がり、思ったような効能が得られない確率が上がってしまいます。

同じ容器を使いまわす場合、中性洗剤でよく洗ってから仕込みます。

フタも、ネジ部も、タンクの中にも入って、あらゆる所を洗剤でゴシゴシ。

さらに海水活性液(水の代わりに海水で仕込んだEM活性液。海のミネラルが作物に与える効果を期待して土作りや薄めて葉面散布に使用してます)の塩分が雑菌を抑えて傷みにくいのを見て、土作りやボカシ作りに使うEM活性液に全体量の1%の塩を溶かし入れてみました。(鶏用のEM活性液は今まで通り無塩で。)

全体がなじむように、糖蜜も塩もよく溶かしてから入れます。


微生物たちが本来の力を十分発揮できるように、彼らのおウチをキレイに洗いましょうね〜。


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