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愛する人

愛する人が出来た日

まるで自分の中で革命が起きたようだった

でもわが子が出来たとき

それはただのリハーサルに過ぎないと悟った

わが子を通じて見る世界は

愛するべき人々にあふれている

わが子の幸せを願わない者はいないだろう

全ての人々は子であり

親になる可能性を持っている

そのことを想像すれば

憎しみや怒りを人にぶつけることなどできないはずなのに

この世は争いに満ちている

その矛盾が人類の歴史か

誰も自分の子が人を殺めることなど望まない

ずっと解けない宿題を前に

頭を抱えている


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