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会社員でもできる!「プチ社会起業」のススメ

「プチ社会起業」とは、社会に貢献するために、自分の「身の丈」に合ったサイズの「価値」を創造する活動のことです。

社会貢献のためにNPO法人を立ち上げたりする人は、よく「社会起業家」と呼ばれます。
一般的には社会的課題を解決するための、いわゆるソーシャルビジネスで「起業」する人を指すことが多いようです。

では、そもそも「起業」とは何でしょうか?

色々な定義はあると思いますが、起業とは事業を起こすことだと言って良いでしょう。

では事業とは何でしょうか?
簡単に言うと「価値を創造する」ことです。

しかし「起業」と言っても、なにもいきなりNPO法人や会社を立ち上げて、大きな事業を起こすことだと考えなくても良いのです。

たとえ生みだしたものがほんの小さな「価値」しか生まない「事業」であったとしても、それが「起業」であることに違いはありません。

「社会起業」とは、社会への貢献につながる「価値を創造する」ことなので、必ずしもNPO法人や会社を立ち上げることではありません。

今の時代は、上手くインターネットを活用すれば、1人でも仲間と一緒にサークル活動のようなノリでも、低コストで色々な活動ができます。

そんなに難しく考えなくても、会社員として勤めながら、自分の「身の丈に合った価値創造」をすれば良いのです。

それが、私たちがおススメする「プチ社会起業」なのです。

その一例として、松戸市の市民団体「サスティナブルな市民活動研究所」さんが取り組んでいる、「松戸ありがとうのバトンプロジェクト」をご紹介します。
「サスティナブルな市民活動研究所」さんもnoteを開設しているので、ぜひご覧ください。

「松戸ありがとうのバトンプロジェクト」とは、ボランティア活動や地域活動を頑張る方々にささやかな支援をお渡しするしくみであり、松戸にあるお店を応援するしくみです。

その具体的な活動内容については、こちらのウェブサイトをご覧ください。

ご覧頂ければわかると思いますが、このプロジェクトでは、「地域活動を頑張っている人を支援する」という地域社会の課題を解決するために、「松戸ありがとう券」というツールを使った「しくみ」という「価値を創造」しています。

いまのところ、まだそれほど目に見えるような大きな成果にはなっていないようですが、「価値を創造する」ことを実行していることに違いはありません。

また、小さく始めているので初期投資や固定資産などの大きなコストもかかっていません。
今はウェブサイトも無料かあるいは安価に作成できます。

そして、「サスティナブルな市民活動研究所」さんは、NPO法人でも会社でもありません。
一般的には「任意団体」などと言われますが、有志5人が集まったサークルのようなものです。
全員が、それぞれ会社員など別の本業を持っている人達です。
そうしたメンバーの皆さんが、それぞれの「身の丈」合った範囲で、出来ることをムリなく楽しみながら取り組んでいます。

ですので、「松戸ありがとうのバトンプロジェクト」は典型的な「プチ社会起業」の好事例であると言えるでしょう。

この「松戸ありがとうのバトンプロジェクト」は、これからどうなるかわかりませんが、メンバーの皆さんはそれぞれ本業があるので、失敗したとしても路頭に迷うことはないでしょう。

やはり、新しいことに取り組むには失敗のリスクがついてまわります。
しかし、会社に勤めながら身の丈に合った価値創造にチャレンジする「プチ社会起業」であれば、失敗したとしても致命傷にはなりません。

そして何より、自分たちが良いと思ったことをやれるので、メンバーの皆さんはとても楽しんで活動しています。

実は、昨年(2023年)にご縁があって、牛久市のコミュニティFMのラジオ番組に、「サスティナブルな市民活動研究所」さんと一緒に私も出演させて頂きました。
その時に撮影したこちらのお写真を見て頂ければと思いますが、皆さんとても楽しそうでした。

FMうしくうれしく放送 http://fmuu.jp/

私たちは、そのように「会社員」として勤めながら、副業として「プチ社会起業」に取り組む人を、「社会『副業』家」と呼んでいます。

何か社会に貢献したいという志を持ったからといって、会社を辞めなくても良いのです。
会社に勤め続けるとしても、「社会起業家」として生きることをあきらめなくても良いのです。

会社に勤めながらリスクを負わずに、身の丈に合った価値を創造する「プチ社会起業」に取り組んでみればいい。
そして、そのささやかなチャレンジを仲間と一緒に楽しめばいい。

それが「社会『副業』家」という新たな生き方のスタイルなのです。

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