やる気なんてあてにならない
本や講演を聞いて「やる気が上がった!」と触発されたという経験は人生一度や二度あってもおかしくない。だが、その熱は時間が経てばやがて冷めてしまうもの。人の感情は常に移り変わるものであって、やる気が出る日も出ない日もあるのが当然。コントロールできないという側面で言えば、一種のギャンブルのようなものだ。
やる気はストレスの源
やる気はストレスの根源のようなもの。やる気のある日は良いが、やる気のない日に物事に取り組もうとすれば、精神的につらくなる。気持ちと行動が伴っていないからだ。初めは、「やりたい!」と思って始めたことでさえ、やる気が上がらない時にやり続ければ、いつの間にか「やりたくないこと」にすり替わってしまう。
やる気はきっかけにすぎない
やる気はあくまで行動を起こすきっかけ。点であり線ではない。やる気がずっと続く人はいない。やる気は何かを始める時には有効だが、継続することには不向きだ。継続には、やる気よりも役立つスキルが別にある。
やる気より習慣
拠り所にすべきは「習慣」だ。所謂、ルーティーン。習慣はやる気を必要としない。「ストレスとの闘い」という無駄な作業を省くことができる。だから楽に物事を続けられる。楽を追求することは重要。圧倒的に生産性高く物事をこなせるからだ。
習慣はそこまで難しくない
「やってても苦にならないなあ」と感じる部分までハードルを下げる。これが習慣化のコツ。簡単そうに聞こえるが、これができる人が案外少ない。身の丈に合うところまでハードルを下げる。そうでなければ、辛さを感じ、挫折という最悪の結果を招く。
やる気との闘いから逃げよう
何かしらの目的があって始めたにも関わらず「頑張ること」自体が目的になってしまう人は案外多い。だが、達成に必要なことは継続であって「やる気との闘い」から逃げることだ。その矛盾に気付いて行動できるかどうかが自己管理能力の高い人と言えるのではないだろうか。
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