友達との旅行で喜ばれる「小さなおもてなし」
旅の心地よさは、ソフドリの上質さに比例する。
合計12種類のコーヒー・お茶類を旅に持ち込む僕の気付きがこちら。今回は仲間との旅にひと花を添える「宿で淹れたい3つのソフドリ」と、それが「おもてなし」になる理由を解説します。GW10連休の旅に活かして、ぜひ良い旅を!
1.プーアル茶は旅先で便秘になる人に最適
「旅行中はお通じが悪くなりがち」という“旅行あるある”には、あなただけでなく仲間もみんな困っているようです。プーアル茶なら旅先で不足しがちな水分を補いながら、その効能で翌日・翌々日はスッキリ快腸でいられます。
こまめに水を飲むことやヨーグルトを食べることでも解決できますが、プーアル茶を淹れる最大のメリットは「みんなで飲みながら語らう時間を作れる」ことです。ホテルや旅館で一息つきながら、プーアル茶を囲んで一日の感想を言い合う時間は、旅の思い出をより鮮やかにしてくれることでしょう。
2.ディカフェのコーヒーは夜のお酒代わりに
美味しい豆を美味しく淹れたコーヒーは、余韻にワインのような優美さと、ウイスキーのような複雑さを備えた最強のソフドリになります。
旅の夜にはお酒がつきものですが、ドライブ旅や早起きが必要な旅だと、宿でアルコールを飲むのは気分的に憚られますよね。晩ごはんで軽く飲むのはまだしも。
そこでお酒をディカフェ(カフェインレス)のコーヒーに置き換えれば、うっかり飲みすぎて酒気帯び運転になるリスクや二日酔いで寝起きが悪くなるリスク、寝坊するリスクを回避できます。
普段のコーヒーよりちょっといいものを飲めば、満足感も十分。ディカフェなら夜に目がさえることもありません。
3.ほうじ茶で寝起きの頭に幸せ感をブースト
食後に飲むイメージが強いほうじ茶ですが、「朝起きてすぐ」に飲むのも乙なもの。実際に僕が友達にサービスした際、みんな幸せになっていました。ほうじ茶の香りはリラックスできますよね。
もてなす側の視点では、ほうじ茶は特に「扱いやすさ」が優れています。
お湯の温度や茶葉の量など、キチンと計らず雑にいれても99%美味しく飲めます。むしろマズくなる淹れ方を知りたいレベル。一方でプーアル茶や紅茶、そして特にコーヒーは、そのあたりが非常にシビアなので……
もし荷物の量に余裕があれば「加賀棒茶と宇治ほうじ茶の飲み比べ」も盛り上がるかもしれません。僕は宇治ほうじ茶派でした。
抽出器具のオススメは「フレンチプレス」
何を淹れるにしても、旅先に持ち運ぶならフレンチプレスがオススメです。
理由は以下の2つ。
・汎用性が高い。コーヒーはもちろん、いざとなればお茶もつくれる。
・手軽に美味しいコーヒーを作れる。味がブレにくい。
金属フィルターという優秀な茶こしがついているので、コーヒー以外にも中国茶や紅茶、日本茶、だいたいなんでも作れます。
そして肝心のコーヒーは「粉を入れてお湯を注いで4分放置すれば完成」という驚きの楽さ。ペーパードリップのように器具を複数用意する必要もありません。
また湯量や温度、コーヒーの量、抽出時間を毎回一定にしやすいのもポイントです。そもそも簡単に作れるし、美味しく淹れられたときの淹れ方を再現しやすい。
普段飲んでいるコーヒーよりは薄くあっさりに感じられるかもしれませんが、その分香り・余韻は抜群に良く仕上がりますよ。
おまけ:「お客様の声」を紹介します
高校の同期たちと「ボードゲーム合宿」を先日開催しまして、そのお供にたくさんのお茶とコーヒーをサーブしておりました。特に反響の良かったものをピックアップしてご紹介します。
・コーヒー(下北沢:COFFEA EXLIBRIS「エルサルバドル・ディカフェ」)
→豆の段階ですでに香りがよい。味は言わずもがな。ディカフェだから夜でも気にせずコーヒーを飲めるのが嬉しい!
・ほうじ茶
→目覚めのほうじ茶がこんなに最高だと思わなかった。幸せすぎて毎朝のみたい。
・プーアル茶
→旅先でトイレに行く回数が増えたのはだいたいこいつのせい。おかげで旅行中の体調はすこぶるよかった。
・ジャスミン茶(西荻窪:サウスアベニュー「針王」)
→香り方がずるい! 戻り香で心も体もふわぁ~~~ってなる。もはやアルコール。
・烏龍茶(白芽奇蘭)
→「烏龍茶革命」が起きた。スッキリした飲み口にキレイな甘い香りで、何杯でも飲みたくなるタイプ。中国茶器を揃えたくなる。
かしこ
#curryengineering と称して出張カレー屋をやってます。サポートはレシピ開発費(食材費・名店調査費)として大切に使わせていただきます! スキを押したら、僕が好きなカレー屋が分かります。全10種類。