小匙の書室267 BUN-1グランプリ2024
漫才の頂点を決める、M-1
一人話芸の頂点を決める、R-1
そして、
それが、BUN-1なのです!
文壇には芥川賞や直木賞のほか本屋大賞、山本周五郎賞、三島由紀夫賞、日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞……などなど挙げ出したらキリがないほどたくさんの賞がありますよね。
でも、それらのレースに参加する作品はいわゆる新人作家であったり中堅作家でも発売から一年以内だったりと、“今”の文壇を盛り上げてくれるラインナップになっているのです。
そんなおり開催されるのが、BUN-1グランプリでして。
賞の対象となるのは、
文庫本
紙の本でデビューしてから15年以内の作者
ジャンルは、国内小説
そして、
という流れになっています。
じゃあ全体、どの作品がノミネートされるのかという話になるのですが。先述した引用にもあるように、
⇩“もう一度売りたい、おすすめしたい文庫”がノミネートに挙げられています⇩
お探し物は図書室まで/青山美智子
この本を盗む者は/深緑 野分
塞王の楯(上・下)/今村翔吾
屍人荘の殺人/今村昌弘
#真相をお話しします/結城真一郎
ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい/大前粟生
猫を処方いたします。/石田祥
水を縫う/寺地はるな
むらさきのスカートの女/今村夏子
レモンと殺人鬼/くわがきあゆ
さあどうでしょう。
書店で目にしたことのある作品が多いのでは?
(私的に)この中ですと、『むらさきのスカートの女』『レモンと殺人鬼』がたいそうSNSのタイムラインを賑わせていたような気がします。
単行本ではなく、手軽に購入できる文庫本というのがいいですよね。これなら「たまには何かしら作品を読んでみようかな」と考えている読者層に参加してもらいやすいでしょう。
また、自分の好きな作品が再び脚光を浴びる機会が設けられる──なんて素敵な企画だろう。
で、この企画をXで見かけた私は、新たな試みをぜひ広めたいと思い、こうして勝手ながら記事をしたためているのでした。
⇩企画のさらに詳しいことについては、ぜひとも以下のサイトもしくはnote記事をご覧ください⇩
今後のスケジュールとしましては、8/20〜10/15の二ヶ月弱、全国の大田丸店頭コーナーにてノミネート作の販売が開始されます。
期間中、売れ行きの途中経過が随時発表されるとのことでこちらもまた見逃せません。
そして11/1にグランプリが発表され、大田丸加盟書店(今井書店 WAY書店 大垣書店 啓林堂書店 廣文館 東山堂 久美堂 ブックスタマ 文苑堂書店 豊川堂 芳林堂書店 朗月堂)の他、全国の書店でも展開の呼びかけが行われる予定だそう。
いやあ、非常に楽しみです!
私もいち読者として、このお祭りを盛り上げていきたいです!
ぜひ読書家の皆様も、本に興味を持ち始めた方も、参加してみてはいかがでしょうか。
ここまでお読みくださりありがとうございました📚
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