小匙の書室118 黒猫ミステリー賞二次通過作
さてさてお待ちかね。
黒猫ミステリー賞、二次通過作の発表の時間ですよ‼️
まあ、それをご紹介する前に。
⇩以下の記事⇩を是非ご覧になって、「どの作品が通過したのかな……」と予想を立ててみるのもワクワクするでしょう。
──そして、選ばれたのがこちらの4作品でした。
さっと見た限り、ミステリーとして硬派な気配が漂っているように思います。もちろん内容を知るまでは断言することはできないのですが。
それでは、一つ一つの作品に簡単にコメントしていきます。もちろん私の勝手な予想です。
川屋幹大さん『ある怪物』
ある怪物……その姿形は霧に包まれていますが、特殊設定ミステリなのでしょうか。あるいはモンスターパニックのあるSFミステリ? 最近『ミノタウロス現象』(潮谷験 著)を読んだのでモンスターものへの期待は高まっています。
人類への啓蒙も込められるのかな……。
小寺無人さん『Black Puzzle』
黒のパズル(直訳)。黒、というといろんな意味合いに受け取ることができますよね。純粋な色のことだったり、腹黒い思惑だったり、ダークヒーロー的な要素だったり。
夜闇に紛れて探偵稼業をする人間が脳裏に描かれています。英字のタイトルからはサイバーな雰囲気も感じられそうですね。
田島巧仁さん『シャーロック・ゲーム』
シャーロックと聞けば否応なしにシャーロック・ホームズが浮かんでしまいます。
ゲーム、という言葉から私は「真の探偵を決める推理力の戦い」を想起しました。でも、多分違うのでしょう。
なんだろう、読後には好きになっているコンビとかが登場していたら嬉しい(勝手な意見)。
田井庸介さん『イカロスの呪い』
ギリシャ神話に出てくる存在──イカロスといえば、高い飛翔ですよね。
そこに呪いが加わると果たしてどうなるのか。
高く飛びすぎてしまうのか、逆に飛べなくなってしまうのか。前者で発想したのが、高所からの墜落死。後者だとスポーツもののドラマなんかが描けそう。
もちろん中身はわからないので、全く違う展開である可能性が十分高いです。
4作品についてコメントしてまいりました。
大賞受賞作品の発表は、4月上旬に予定されています。楽しみですね。
あと、こうした記事を書いていると作品の著者さまから反応を頂ける場合があって、驚くと共に嬉しく思っております。ありがとうございます。
いつか皆様の作品をお目にかかれる日を楽しみにしています!
ここまでお読みくださりありがとうございました📚
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