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独学~ラジオ講座で語学をまなぶ① 私の学習方法

自己紹介にも書きましたが、私は小学生の時からラジオ英語講座を聞き始め、そこから独学の習慣がつきました。毎月、テキスト発売日に買いに行くのが楽しみでした。

高校時代、大学受験にあたっては深夜早朝にラジオで受験講座を聞いて勉強したり、また短波放送の海外英語ニュースを聞いてリスニング力を鍛えたりもしました。

ラジオ講座では、流行の洋楽や映画音楽の歌詞からその意味を教えてくれる英語番組があったり、実際の大学教授が自分のゼミの話を交えながら教えてくれる楽しい番組があったり。

「夏になると、ゼミ生に好きなアイスを買ってくるようにとお金を渡して、みんなでアイスを食べながら和やかに授業を行う」なんて話を聞くと、大学に対する憧れが湧いてきたりもしました。

私が高校まで住んでいたところは地方で塾も無く、また高校は進学校でなかったため自力で何とかするしかなかったのですが、東京の国立大学に合格するレベルにまで学力を高めてくれたのがラジオ講座で、本当に感謝しています。英語だけでなく、世界史や数学など他の教科も学びました。

さて、大学を卒業して社会に出ると、とにかく日々が忙しい。生きていくのに必死。そんなこんなで、学生時代にやっていたことからてんで離れてしまった時期が長くありましたが、2018年、ふとした拍子にまた始めてみようかと思ったのがNHKのラジオ講座

以前はラジオでしか聞けなかったのが、今ではスマホアプリという便利なものができ、ネット接続さえできればいつでもどこでも番組が聞けるという良い時代になりました。

何を学ぶか?

まず英語。そして、大学時代の専攻であったスペイン語。そして、大学時代に挫折したドイツ語と、塩野七生さんの著書を読んでがぜんイタリア好きになったため身につけたいと思ったイタリア語。…と、盛沢山すぎるかな?と思いつつ考えました。

ドイツ語は、高校時代に「マイケル・シェンカーさんといつかドイツ語で会話したい」という英作文を授業で書いたことがあるのですが、格変化の難しさにやられて、初級の単位を取得しただけで頓挫中…。


まあとりあえずNHKの番組を端から聞いてみたところ、驚きのポイントが…!

まず英語番組がものすごく増えている! そして、昔には無かったテイストの番組が増えている! 昔は、「勉強をしましょう」って感じだったのが、ものすごく軽い感じのノリになっている!!!

さらに、「おっきどっき~♪」なんて挨拶は習ったことがなかったのに、今ではそれが普通に言われている! …etc. ということ。

そんなわけで、最初はすごくタイムギャップを感じました。でも慣れれば平気。各講座の先生の個性がとても楽しく感じられます。

今、行っている学習方法

1.自分の学習したいポイント

文法は一通りマスターしている(一部怪しいところあり)と思うので、とにかく「語彙力を上げる」こと、「会話でとっさに言葉が出てくること」を鍛えたいと思います。

英語以外の言語は、まず基本的な文法のおさらいと、語彙力アップ。

2.講座を選ぶ

英語だけでもたくさんの講座があります。小学生~高校生向けの基礎英語も、結構レベルが高く、なかなか侮れません。しかし毎日ラジオばかり聞いているわけにもいかないので、ここは数本に絞りたいと思います。

(1) 聞く番組

ボキャブライダー/ラジオビジネス英語/ラジオ英会話/英会話タイムトライアル/遠山顕の英会話楽習/高校生からはじめる「現代英語」

イタリア語、ドイツ語、スペイン語

(2) テキストを買ってしっかり学ぶ番組

ラジオビジネス英語/遠山顕の英会話楽習/高校生からはじめる「現代英語」

テキストを購入してまでしっかりやる講座は、3つくらいが限度かなと。それ以上だと、おそらく手いっぱいでオーバーフローになりそうです。

3.聴き方

(1) テキスト無しの番組

英会話タイムトライアルやラジオ英会話など、テキストは買わずに聴く番組は、音声を聞いて反復したり、できればディクテーションします。ゆっくり話されていても、書き留めるのはなかなかスピードが追い付かず難しい…。


3月までは、実践ビジネス英語、入門ビジネス英語、ラジオ英会話のテキストを買っていました。ですが、4月から実践ビジネス英語が無くなり、また、英会話楽習のレベルが少し上がるようなので(NHKの難易度表を見て)ここを入れ替え。

ラジオ英会話は3年スパンで、文法、語彙、会話のフローとなるっぽいので今年度の文法はテキストは無くし、その代わりに、高校生からはじめる「現代英語」を加えてみました。

(2) テキスト有りの番組

番組を聴くにあたり、まずは、テキストは見ません。なんの予備情報もないまま、できるだけ英語を聞き取るようにします。

あとは番組の流れに沿って、words & phrasesを確認したり、後について発音したりするのですが。

「シャドウイング」っていう行動、昔はありませんでした。たいてい「Repeat after me」で、先生の言い終わった後に続いて自分も発声していました。

それが今では、先生の発声に続いてすぐに自分も言う、シャドウイングという発音方法が当たり前となっています。

さてこれを、「Repeat after me」のスタイルのときでも自主的にやります。

そうすると「シャドウイング+後に続いてリピートする」ことで、2倍の練習量になります。

(3) 「聴き逃し」機能の活用

スマホアプリには聴き逃した番組を好きな時間に再生できる機能があります。(配信されるのは先週分の放送)

夜寝る前の15分、ストレッチをしながらこれを聴きます。その時の気分に合わせて、難しい題材から楽しい番組まで、または本当に聴き逃した番組を聴けるのがうれしいところです。

なんだか気分が上がらないなあというときは、「遠山顕の英会話楽習」を聴きます。「楽習」というだけあって、ほんとに楽しいんですよね。気分がほぐれてほっとします。

それだけでなく、発音のポイントや、ライティングまで網羅されているところが良いです。恥ずかしながら、「Let's get the ball rolling.」というフレーズもこちらの番組で初めて知りました。


長くなりましたので、ラジオ語学番組の聴き方についてはこのあたりで。

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