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「大谷選手は英語を話すべきか、米スポーツ界で激論勃発」!

タイトル通り、こんな記事がありました。

「大谷選手は英語を話すべきか、米スポーツ界で激論勃発」

内容を要約すると、「アメリカのスポーツ局の著名アナリストが、メジャーリーグについて ”エンゼルスの大谷選手が通訳無しで英語で話さないとゲームに悪い影響を与える” と発言したことが物議をかもしている」そうです。

他のジャーナリストたちの反論としては、それは「外国人嫌悪にあたる」とのこと。

冒頭のアナリスト、スミス氏は、「スター選手を通訳に頼らせることで、彼らがアメリカ人と親密な関係を築くための能力が損なわれると主張した」のだそう。

つまり、英語を話せないとアメリカ人と仲良くなれないってこと?

そしてその同僚の方も、「彼が英語を学ぶべきだと言いたいのであれば、私も同意見だ」と言って、その場をとりなそうとしたらしいです。(この発言で、はたしてその場がとりなされたのか?という疑問はありますが)


しかし、有名人は大変ですね。こんな風にまさに「外野」があれこれと勝手なことを言ってきて。これで「激論勃発」って、アメリカっていろんな意味で広い国だなあ~と思います。

でも実は、他文化に対峙するときに「”英語しか話せない自分”の認識」も、インテリジェントな方々の間には少なからず存在するようです(ソースは自分のアメリカ人の友人)。今回の件は、それが勃発、暴発してしまったんではないでしょうか。

渦中のスミス氏の本音としては、本人が意識していようといまいと、「大谷選手と英語で直接話したいよ!!!」ではないかと邪推します。これって単なるツンデレだと思うのですが。思わぬ「激論」になってしまって、実は本人もビックリどうしよう、なのでは。

そもそも大谷選手が出場するだけで球場もテレビも大盛り上がりなのに、さすがにコレ(↓)はないでしょう。

スミスは、メジャーリーグがテレビの視聴者数や球場での観戦者数を伸ばしたいと考えている中で、「野球の顔である選手が、通訳を必要とするような人物であることは、助けにならないと思う」と述べた。

数日前に大谷選手が大活躍してサヨナラ勝ちしたときのインタビュアーの方は最後に「アリガト、マタネ!」って大谷選手に笑顔で言ってたではないですか。なんなら、単なる平場インタビューじゃなくて、日本みたいにお立ち台を用意すれば、アメリカでももっと盛り上がると思いますよ。

低迷しているアメリカ野球ののために、大谷選手も通訳無しで英語を話せるようになれ! …ってちょっと方向性が違うような気がします。スポーツ選手はスポーツで結果を出してこそではないでしょうか。


もう何年も前から、ゴルフの松山英樹選手が大躍進してきたときから私は、「いずれ海外の人たちが日本語で話しかけてくる」と予想してきました。

松山選手も、「英語を学んで自ら英語インタビューで流暢に話したい」というタイプではありません。ゴルフに邁進されている、そこがまた魅力でもあります。英語は別に無理して話さなくていいと私は思っています。

ゴルフでも野球でも、このようにgreatでamazingな結果を出し続けていたら、外国人の方が歩み寄ってくるのではないかと思っているのです。

大谷選手や松山選手に向かって、いつか誰かが「オツカレサマデス!」と、片言もしくは流暢な日本語で話しかけてくると信じています。

そう遠くない日、「オツカレサマデス」が「コンニチワ」「アリガトウ」「マンガ」「アニメ」に並んで、メジャーな日本語になる日が来ることを心待ちにしています。

スミス氏も、まずは率先して「Otsukaresamadesu」って言ってみたら、新しい世界が開けるのかもしれません。

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