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「求人票作りは、もしかしたら"夢作り"かもしれない」と思った社労士の話

御社の夢をお話しください!


「元々どのような会社にしたいと思って、起業されたんですか?」

起業されたころの想いを伺うと、最初はなぜそんなことを?というような戸惑いがありながらも、お話しされるうちに当時のことが蘇られるようです。

ここが最も大切なところなんです。ここを抜きにして、人の採用は語れません。

そして、話は深まり、どんな会社にされたいですか?それならばどんな方に入社していただいて、将来どのような会社にしていきたいですか?と、質問攻めにする募集・採用の苦労人である私。

求人を出される現状だけ見ると、人が足りないので早く採用したいということが先に立ちますが、これは、事業主の想いを実現させるための一つの過程なのです。

お話をしていると、キラキラした想いが広がっていく様子を見ることができます。

伺っているだけなのに、私まで感動してしまいます。

ということは、この想いが求人票を通して応募される方にも伝わるのかも知れない!と思う訳です。

会社ごとに個性があって当然です


ですので、業種は同じでも、社長の想いや求人の目的が違うので他社と同じになる筈はありません。

お給料は高いに越したことはありませんが、お給料だけに惹かれて応募された場合、さらにお給料が良い会社へ流れていったというお話を聞かれたことはないでしょうか。

個人差はあると思いますが、今のトレンドはどちらかと言うと、会社に居場所があって、認めてもらって、そして自分も仲間もお互いに成長を育んでいけるアサーティブな環境が好まれる気がします。

NHKが行っている5年ごと世論調査「日本人の意識」調査(直近2018年)の、理想の仕事の質問でトップ3は、健康をそこなう心配がない 仕事28.2%、専門知識や特技が生かせる仕事14.7%、仲間と楽しく働ける仕事14.5%。一方、高い収入が得られる仕事収入は6.2%でした。

https://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/pdf/20190107_1.pdf

求人票は会社のPRでもありますから、御社に惹かれ、希望をもって応募していただくことが大切ですね。


まとめ


ハローワークの求人票は掲載無料です。

応募がないからなどの理由で、他の媒体に載せる場合もあるかと思いますが、一度、基本になるハローワークの求人票を作りこんで、横展開する方が、内容が濃いものになるのではないでしょうか。

その上で、仕事の内容や労働条件などを就業規則の裏付けを図りながら作りこんで書いていくと、御社だけのより良い求人票になるでしょう。

いかがでしょうか?

結局は、人には感情がありますので、文面からいかに御社の魅力を想像していただくかが勝負です。

求人票に書き込んでいく前に、理想とする大切なあなたの会社の姿を思い出してみてください。夢を形にする作業ですから。

求人票をきっかけに、御社での人づくりを考えてみませんか?





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