新型コロナワクチンの安全性と接種のリスク

 世界的な感染の拡大が続く新型コロナ。この不安を解消するには、ウィルスに有効なワクチンの接種が不可欠になってくる。世界の感染拡大の状況を見る限り、この流れを阻止するのは非常に難しいと言わざるを得ない。そこには、感染拡大の不安要因しかない。日本においても医療崩壊と叫ばれ、基礎疾患を持っている方や、私のようにがんの治療を継続している者にとっては、脅威以外の何物でもない。

 そんな中、ノルウェーでファイザー社ワクチン接種者のうち23人が死亡したと韓国のマスコミが報道している。ほとんどが高齢者だそうだが、基礎疾患を持っているものにとっては、不安だ。アストロゼネカのワクチンについても、オーストラリアの専門家から、その有効性に疑問が呈せられている。ということは、いま接種が始まっているワクチンに全幅の信頼がおけるわけではないということだ。いわば、試験的接種を行っているということにならないか?

 ここまで、感染が世界的に拡大している現状では、見切り接種も致し方ないのかもしれない。しかし、中国製の未承認のワクチンが東南アジア諸国に流通し始めているという。中国はなぜそうまでしてワクチン外交を急ぐのだろう。新型コロナの発祥地の汚名を払拭するためだけではなさそうだ。ワクチンの恩恵を受けた東南アジア諸国の賛同を得て、東シナ海の覇権の拡大を目論んでいるのかもしれない。アフリカ諸国にもワクチンの提供を始めているとのこと。ワクチン外交が成功すれば、アフターコロナの世界を大きく変える可能性さえ感じる。

 不安に付け込む商売は、どこにも存在する。世界の外交も同じレベルの駆け引きが続いていくのかと思うと、人間のモラルの低さに悲しみさえ感じざるを得ない。日本の「和」、お互いに協力してこの世界的難局に立ち向かうリーダーは存在しないのだろうか?

 いつになったら、安心してワクチンの接種を受けることができるのか?それとも、リスクを覚悟して見切り接種をしなければならないのか?専門家や政治家は正確な最新の情報を常に提供してほしい。

貴重なあなたの時間を、私のつたない記事を読んでいただく時間に費やしていただきありがとうございます。これからも、地道に書き込んでいこうと思いますので、よろしくお願いします。