初めての大腸内視鏡検査も結果オーライ

 昨日は、初めての大腸内視鏡検査を受けた。抗がん剤治療による副作用で、便秘を上手くコントロールできず、入院当初から痔が悪化し肛門から出血が止まらず、9か月も経過していたからである。できるだけ早くしたかったので、個人病院にも相談したが、検査結果を出すのにひと月もかかるとのことで、通院中の大学病院にお願いした。

 早朝、8時15分には病院に到着。内視鏡検査の待合には数人しかいなかったので、早く終わるのかと思い、皮膚科を途中で受診してよいか尋ねたところ、下剤を飲むとトイレに通うことになるので、先に受診することを勧められた。9時に予約を入れていたので、割と早く皮膚科の受診が終わった。

 いよいよ下剤を飲む待合室に移動。なんと、私を入れて6人も待っており、ちょっと密じゃないかと思うくらい。簡単な説明を受け、「モビプレツプ」という透明な液状の下剤を1リットル、250mlずつ15分程度で1時間かけて飲むことに。味覚障害とはいえ、味のまずさは分かる。なかなか飲めず、時間を20分ほどはオーバーしたかもしれない。私を除いてはニフレックという別の下剤を飲んでおり、2リットルを飲むことにされていた。どうしてか疑問で看護師にきいたのだが、医師の指示で効力には変わりがないとのこと。というぶっきらぼうな説明で、やや不安になった。患者が多いせいか、説明は口早でやさしさを感じられない。

 確かに、下剤の効き目は良かったのだが、私の場合、なかなか排便が透明に近づかない。早い方は12時前には合格が出て、検査実施可能となったものの、私は午後2時過ぎても合格にならない。ついに、下剤の追加となった。結局、750mlの追加で水も相当飲んでいたので、少なくとも3リットルは飲んだであろう。人よりも1.75倍の下剤を飲んだことになる。

 ようやく3時過ぎに合格。まずい下剤を飲んだ挙句に、検査結果が悪かったらどうしようと不安になり、看護師に、なかなか合格がでないのは腸内の調子が悪いのか聞いてみたところ、前日に食べたものとか腸の個人差によるので、検査結果には関係はないのではとのこと。それないらいいのだが・・・。最後まで、一緒に残っていた高齢の女性も何回か受診しているけど、早く合格の出るときと、今日のようになかなか合格にならないときがあるとのこと。それを聞いて少し安心した。

 着替えをして、ほどなく検査台に。点滴のための針刺しがなんとうまくいかず、2回刺すことに。麻酔が入れられた後は記憶にない。胃カメラのときもそうだが、私の場合は麻酔がよく効いて深く眠ってしまい、いつも最後になってしまう傾向がある。今回は、比較的はやく目覚めたが、大学病院の麻酔は比較的軽いものを使っていると聞いていたので、こんなもんかなと思った。

 パンツとズボンは時間がないのか、検査室で着替えを行い。更衣室で荷物もをまとめ、外来の消化器外科へ向かった。比較的早く検査に入っていた女性の方が待合にいたので、私の検査は早かったのかもしれない。血液さらさらの薬を使っているので、ポリープはとることもできないし、中を詳しく見てもらうだけだったので、早かったかもと思った。

 ほどなく、診察室に呼ばれ、ドキドキする中、「全く問題ありません」とのこと。本当にホッとした。大きなポリープでもあれば、抗がん剤をしばらく止めて、もう一度内視鏡を入れて切除し検査を行わなくてはならないからだ。検査までの長い待ち時間の苦痛もすっ飛んで、良かった良かった。

貴重なあなたの時間を、私のつたない記事を読んでいただく時間に費やしていただきありがとうございます。これからも、地道に書き込んでいこうと思いますので、よろしくお願いします。