ちょっと悲しい「温泉と美食」で英気を養って

 退職のご挨拶のはがきで、多発性骨髄腫の療養をようやくカミングアウトした。幾人から反応があったが、今日、まずは、「温泉と美食」で十分英気を養ってください、という葉書をいただいた。

 とっても、ありがたい内容だったが。「温泉」については、主治医から「十分に気を付けて、としか言いようがない」と言われ、自粛中。「美食」については、目下、日常生活で一番困っている味覚障害が障害になっている。かつての味ではない食事を毎度いただいているのが現実だ。

 もちろん、差し出した方は、そんな事情は知る由もなない。血液がんの治療を長期に行っている者でなければ、恐らく想像できないだろう。よく考えてみたら「温泉と美食」は、治療前の一番の楽しみだったような気がする。

 これらの、楽しみを日常から奪われて、10か月が過ぎた。もうそろそろ味覚障害が緩和されてもよいのに・・・。温泉もたっぷりゆっくり入りたいものだ。あと、4~5か月は無理かもしれない。ふぅ~。

貴重なあなたの時間を、私のつたない記事を読んでいただく時間に費やしていただきありがとうございます。これからも、地道に書き込んでいこうと思いますので、よろしくお願いします。