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わたしと社労士試験②
前回の続きです。
選んだ講座
受験を決意したら次は講座をどうするか、多くの方は悩まれると思いますが、
私が選んだのは資格の大原 通信講座(社労士合格コースinアドバンス9)でした。
大原にしたのは、夫が大原で合格したから。という理由のみ。
他の予備校との比較すらもしていません。
通学して講義を受けるスタイルではないので若干の不安もありつつ、
通信生でも質問等ができるシステムはおそらくあるだろうし、そもそも不明点は夫に聞けばいいだろうということで通信講座に決めました。
結局、1年間で一度も質問や電話や相談等をすることはなく、夫にも何も聞くことはありませんでした。
それは、私が受講した通信講座の担当をされているI講師の講義が驚くほど分かりやすかったからです。
講義動画を観て、分からないところは正直1つもありませんでした。
あとは自分でどこまでやりこむか。
それだけです。
※国民年金のマクロ経済スライドだけは1回目では頭にハテナ?が浮かびましたが、
もう一度講義動画を観たらスルスルと頭に入ってきました。
それくらい、I講師の講義は素晴らしかったです。
私の理解力がべらぼうに良いわけではありません。
講義前に次はどんな内容かな?とテキストをパラパラめくってみますが、
次はヤバい。意味不明だ。
もういよいよヤバいぞ。
と毎回思っていました。
しかしなぜか講義動画を観ると、スーッと頭に入ってきます。
自分で読んだだけでは全く分からなかったのに。
さすがプロだなぁと、本当に思います。
私が余計なことを考えず勉強に集中できたのも、I講師の分かりやすい講義動画のおかげです。
どこで咳払いをするのか、どこでダジャレを言うのか、どこでセリフを噛むのか...もう全て記憶しているくらいに家事等しながら何度も聞き流していました。
本当に感謝しています。
勉強の進め方
勉強の進め方については、誰に相談したわけでもなく手探りでやってきたのでいまだに正しかったかどうかは分かりません。
自分に合うやり方は人それぞれだから正解はないと思いますので、
あくまで私の例をお話します。
私は学生の頃から音響(PA)をしていて、バンドもしていたので趣味で楽器を弾くのですが、
ピアノ・ギター・ベース・ドラム、、等どれも独学で色々とやってきました。
その経験から、勉強と楽器の練習って似ているなと感じていました。
まず譜面通りに弾けるのは当たり前で、
弾けるようになってからこそがスタート。
そもそも譜面通りに弾くためには何よりも基礎が大事。
指をスムーズに動かすトレーニングは欠かさない。
そこに正確性、リズム感、表現力をさらに加えていく。
そのためにも繰り返しが基本。
本番でも再現できるように。
私の場合、勉強の進め方もこれと全く同じでした。
普段使った教材
①大原のテキスト
②大原のトレーニング問題集(アプリも併用)
③秒トレ(アプリ) 23.3月〜
基本はこの3つのみです。
①と②は講座に含まれているので、大原以外で使用したのは③の秒トレだけです。(秒トレは3月からやり始めました。)
トレーニング問題集(通称 トレ問)や秒トレは、100マス計算のような基礎中の基礎だと思っていて、
問題を解けるようになった!=譜面通りに弾けただけの状態。
何度も解けば正解できて当然なので、安定して正答率100%になってからこそがスタートだと考えていました。
トレ問は最終的に多い科目では約60周。
秒トレは5ヶ月で約6万問。
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ランダムな出題を1問あたり2秒で解答。
まさに秒トレ。
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1日で全問を回します。
解答時間は60分以内で正答率100%を目標に。
ただ闇雲に回転するという作業になるのではなく、どの角度から問われても確実に即答できるように思考を止めない。
問題を読むたびに、解答だけでなく周辺論点・横断知識を必ずセットで瞬時に頭に思い浮かべる。
何周かすれば『譜面通りに弾ける』という段階はもう終わっているので、
答えが◯だとか×だとか、
空欄に入る語句は何なのかとか、
そんなことはもはやどうでもよくて(正解できて当然だから)、
トレ問や秒トレをテキスト記載事項を完璧に思い出すためのツールの1つとして使っていました。
結局、合格レベルに必要なことは全てテキストに書いてある。
テキストにいたっては、一体何周読んだかもはや数え切れません。
目次や重要語句の一覧だけをみて、その内容の全てを横断知識を交えながら瞬時に説明できるか、重要論点やひっかけポイントを思い出せるかを意識していました。
そしてテキスト読みだけでは流してしまいそうな部分や試験での問われ方の傾向等を、問題を解くことで確認し、テキスト読みの視点を増やしていく。
ここで意識したことは、作問する側の視点です。
択一に関しては、◯か×かで答えられる問題を作らなければいけない。
その時に、◯といえば◯だけど...×とも言えるし、どっちにもとれるなぁ...なんて問題は難しいわけです。没問になるリスクもある。
でもだからといって誰が見てもわかるような簡単すぎる問題ばかりではダメ。
そう考えると、ある程度パターンが見えてきます。
この問題ではここを問われてるけど、こっちをひっかけてくることもあるだろう...
同じような感じだと、こんなところも聞いてきそうだな...等を意識してテキストを普段から読む。
そうやって問題を何度も解いて傾向を掴むと、
覚えるべきポイントとそうでもないところも分かってきました。
直前期になると、演習や模試などでたくさんの問題を解くことになりましたが、
自分が予想していた通りの問題に何度も遭遇したりして、作問者は何を聞きたいのか、どこをひっかけようとしているのかが手に取るように分かってしまい、それはとても嬉しい瞬間でした。
択一は時間を意識
択一に関しては問題を解く時間を意識することを心掛けていました。
1肢必ず10秒以内に根拠をもって解答。
もちろんいきなりは無理です。
何度も訓練することで可能になりました。
何を聞きたいのかが手に取るように分かると、解答スピードも自然と早くなっていきました。
ゆっくり考えれば分かったとしても、択一式は時間勝負なので機械的に解答が頭に浮かぶようになる必要があると思いました。
私の本試験の時間配分は、
択一式210分のうち、
①まずは90分で、70問全て1周終わらせてマーク
1科目10問を10分以内に終わらせるイメージです。
1問1分以内。
1問の中にある5肢全てを読むことは基本的にありません。
消去法で解くときのみ5肢全てを読みました。
そして科目が終わるごとにマークしていきました。
②60分で、もう一度70問2周目+マークチェック
③30分で、悩む問題だけ3周目+マークチェック
④ラスト30分で、①の際に見なかった肢も一応読んだりして4周目+最終マークチェック
(飲水や離席は一度もしていません)
解く順番は、社保科目→労働科目です。
模試も本試験も、全て上記の通りで進めました。
普段から時間を意識して問題を解いていたおかげで、
択一式の試験開始から90分経った時点で一応解答は全て終わっているので、時間的にも精神的にもかなり余裕がありました。
にも関わらず、ありえない凡ミス複数個に気付けなかったことはとても悔しいです。
直前期の模試ではどれも60点超えが普通でしたので、58点という本試験の点数が今までで一番低く、正直もっととれただろう...という思いはありますが、まあそれも実力のうち。
やはり本試験は予想以上に緊張します。
本番である程度やらかすことも考えて、普段からしっかりめに仕上げておいて、私の場合は良かったなと思っています。
講義当日に100%頭に叩き込む
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休みの日は1日中ずっと勉強していたいけど、家族との時間も大切です。
仕事の繁忙期もあるし、超直前期には子供達が夏休み中だから最後の追い込みも不可。
1年間で自分が自由に使える時間は限られているからこそ「試験までに覚えればOK」ではなく、
「講義で学んだことは必ずその日のうちに100%頭に叩き込む」を徹底し、
「本試験では7割あればいいから8割で満足」ではなく、「やるからには圧倒的」に。
おかげで毎回の講義で行われるミニテストは全て満点。
確認・中間テストは労働科目が9割でしたが社保科目は全て満点。
直前対策の択一演習も全て満点。
最後の大原全統模試は総合で上位0.3%の7位でした。
目の前の知識はその場で確実に固めてきたから次の新たな知識との横断整理を自然と早い段階でできたこと、
直前期の統計白書判例等に早めに着手できたことは、精神衛生上よかったと思っています。
ちなみに本試験までに受けた模試は以下の通り。
①市販 TACみんなが欲しかった模試(2回分)
②大原 全国統一模試(2回)
③クレアール 無料のヤマ当て模試(1回)
合計 5回分です。
クレアールの模試は、まさかの無料なのにとても良い問題が多くちょうどよい難易度で、驚きました。
予備校ごとに作問の癖には多少違いがあるけれども、結局は何を聞きたいかは同じなんだなと模試を通じて改めて感じたのでした。
長くなってしまいましたので、次回に続きます。
次は直前期に向けての勉強法、選択対策についても書きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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