バー戦記 12st Street Ale house@East Village
今日は友人と飲みに行く日だ。だがワケあってマンハッタンまで出向うこととなった為、時間があと2時間ほどある。
最後の一時間はジムに行くとして、時間があるので見つけたバーに行く。
選ぶ基準は雰囲気。
昼の3時に店に入ると中には客として若い男が一人。
おばあちゃんとおじいちゃんが一人。
バーテンダーは若い女だ。
個人の意見だが、午前中や昼間はちょっとかわいいお姉ちゃんが働いていることが多い。特にバーは。
これが5時6時とかの夜シフトになるとお姉ちゃんは強そうなお姉ちゃんもしくは顔にピアスだらけのお姉ちゃんにトランスフォームするのだが。
さてこの店、ぷらっと入った割にはインダストリアルアーツ、バリアー、シックスポイント、LICなどがあり、少しだけビールのラインアップはいい店だ。
ふと気が付くと横の男がお姉ちゃんを懸命に口説いている。
ねえ、いつがシフトなの?
から始まり、
奢るよ
と言い今まさに彼は頑張っている。
そんな男は持金が無くなったのか、
お金を店内のATMに降ろしに行った。
アメリカはカード社会なので持金が無くなることはあまり無い。おそらくチップを弾みたいんだろう。
戻って来た男が聞く、今のトピックは彼女がどこで他の日に働いているかだ。
だがバーテンダーの彼女。
そこまでは追ってきて欲しくない様子。
ブルックリンのーとか、など濁す。
され、これが無料のガールズバーかなどと思う。
そうもし英語が話せてNYに来れるなら、
NYのキャバクラなどは行くべきではない。
NYのキャバクラ、それは存在するが、しかし日本人向けだ。
場所は多くの不法日本移民の女子が日系駐在向けだけに働いており、平日はVISA維持の為だけに存在する教える気もない英語学校に通い寝ているというのは有名な話。
無論英語なんて話せないのだが、これが日本人の英語よりはマシと言う悲しき事実もこれまた然り。
それがラーメン屋に転職するとチップのせいでもっと金が貰えるようになるっていうもんだから、残念然り。
NYは夢を追っていない日本人が沢山居る。
無論、夢を追っていない世界中の人も沢山。
さて、お姉ちゃんの話。
前述のように早い時間から空いているバーはかわいいお姉ちゃんバーテンダーが働いていることが多い。
アメリカに居る人達は日本人より友好的な人が比較的多いので軽い会話なんか沢山出来る。彼女達次第ではあるが。
と、云うことをつくづく思う。このバー。
Union Street あたりで若干喉が渇いた時に来ても良いかもしれない店。
店で掛かっている90'sのロックに乗りたくなったが、
横のおばあちゃんが思いくそ歌ってるのでやめるとしよう。
おっと、目が合った。
オーディエンスとしての役割を果たそうと笑みを浮かべる。
笑み返しをくれたおばあちゃんな彼女にキュンとする。
いいところ飲み終わる。
少しほろ酔いの横の男がバーテンダーのシフトを再確認したところだ。私もジムでこの分を減らすとしよう。
友人との飲み会の前に。
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